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貧弱少年は剣聖に憧れる  作者: 月笠
プロローグ
1/36

プロローグ 1

初投稿

異世界。

それは、大抵の部類においてエルフや魔物のような人から遠ざかった生物が生活、活動し、魔法や現現代おいてに廃れてしまった武具が存在する世界である。


ゲームや漫画のような空想のなかに描かれ、誰もが一度は想像し、憧れる。


そして大人になっていくにつれ、そんなものは存在しないと理解し憧れるのをやめ、いつしか幼き頃の思い出として忘れ去られていくもの。


しかし、君は異世界に行けるとしたらどうする?


もちろん行くと答えるだろう……多分。


というか行きたくないとか言っている奴は爆死しろ!


と話がずれてしまったが、君は異世界でどんなことをしてみたい?と聞かれたら何を想像するか。


異世界に勇者として召喚され、仲間と共に苦楽を共にし、魔王を倒す王道の冒険?


それとも、神様に能力を貰い転生し無双する?


はたまた、異世界を堪能しつつ自由にほのぼのとした生活だろうか?


人それぞれしてみたいことや想い描いたものがあるだろう。


そしてこの物語は、同じように異世界に憧れ、異世界に渡たった少しだけ周りよりも不幸で貧相な俺の物語。


ひょんなことから、本当に異世界に行ってしまい、そこで中途半端になってしまった剣の道を歩む、ちょっとした英雄譚。





ーー『剣聖』を目指す物語だーー












風が全身を包み込んでいる。

気分はまさしく鳥のようで違う表現をするならばテレビ番組でたまにある高いところから紐をつけて飛び降りるバンジージャンプ、あれの紐なしバージョン。


下から吹いてくる風に少々の冷たさを感じつつも俺はまるで他人事のようにこう思うのだ。


(これ、絶対死んだよな・・・)


落下していくなかそんな理解しても意味のないことを確信した。

なんでそんなことを冷静に思ってしまうのか、なぜ落下していくのかマジで意味不明。

突然の事態に頭がついていっていないだけかもしれない。

けれど一つだけ確実に分かっていることがある。

それは、このまま行けば俺の未来はバッドエンド。

人生のスタッフロールが流れるのは必須。


(死ぬ前に彼女欲しかったわ‥‥というかなんでこんな事になってるんだっけ?さっきまで俺、学校の食堂にいたはずだよな?)


少しずつ地面が近づいてくるなか、俺は現実から目を背け、こうなった過程を思い返していた‥‥。



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