いつも誰かが好き
「人生不思議なことだらけ」。
私の人生を表す言葉です。おもしろい出会い、不思議な事件など、いろんなことを書いていきたいと思っています。どうぞよろしく。
まずは自己紹介といきましょう。
私は40歳、去年15歳年下の旦那と結婚し、現在二人暮らしの専業主婦です。
私の結婚するまでの人生を振り返ってみると、私はいつも誰かに恋していました。
初恋は5歳の幼稚園の時。同じ組の男の子が好きだったのを覚えています。小学校に上がってもその子が好きだったけど、2年生のある時その子が「たくさんの女の子が好き」と言っているのを聞いて幻滅。一気に冷めてしまいました。
それから小4でまた違う男子に恋。その恋は片思いのまま20歳くらいまで続くのですが、その合い間にも違う人を5,6人好きになってはバレンタインデーで玉砕。毎年違う人にチョコレートをあげていて、「今年は誰にあげようかなー」くらいの、一種イベントと化していました。でも断られると、やっぱりそれなりに辛いんだけど。
そんな感じで20歳まで私の恋は一度も実ったことがなく、「彼氏と制服で並んで歩く」なんてことは夢のまた夢、といった感じでした。
20歳の時、大学受験二浪中、生まれて初めての彼ができました。
今までのように自分から猛アタック。ワンパターンのバレンタインでの告白。もう自分でも最初から実るなんて思ってない。
ところが。なんだかわからないけどOKだった。あれっ?
こ、こんなはずじゃ…と思ったのかなんなのか、OKをもらった後からだんだん重たーい気分になってきました。
あれ?好きだったはずなのに。彼に会いたくない。おかしいなー。
そう思ってるうちにホワイトデーがきて、初めてお返しをもらいました。でもうれしくない。
結局一度デートしただけで、手もつながずに私から別れてしまいました。彼は唖然としてたけど。
結局私は、いつも誰か好きな人がいないと不安だったのだと思います。自分の心が不安定で、「この人」と決めた人に恋することで、よりかかっていたんだなと。
でもそんな状態では、いざ相手がこちらを向いて私によりかかってきても、受け止めることはできなかった。
その時の彼には「悪いことしたなあ」と思うけど、20年もたっているので、もう時効でしょう。
今、私のようにそんな感じで恋している人もいるかもしれません。
でもそれは通り道だから。泣いたり傷ついたり、相手を傷つけたりしても、「ごめーん」と思って歩いていれば、きっともっと素敵な出会いがまっていると思います。
こんな私でも、今の旦那と出会って結婚して、とっても幸せだから。