第三章 うな重
「宇宙か。興味深いな。いきなり金銭の話をして申し訳ないのだが、いいだろうか。」
「とんでもない、陛下……。」
「予算はどれくらい必要だ?」
「大変申し上げにくいのですが……。よろしいでしょうか。」
「ああ、続けてくれ。」
「最低でも1回50億円。1キロ当たり300万円くらいが目安でしょうか。なので1年に3回打ち上げるなら、150億円はゆうに超えますね。」
「ほう、そうか。雇用はどのくらい生み出すのだ。」
「周辺機器の生産に携わる方々も含めると1万人は優に超えますね。」
「わかった。検討を進めておく。」
「ありがとうございます。陛下。」
「では今日の昼食会場であるレストランに行くぞ。おぬしには少しなじみ深いかもしれない。」
「僕は副務機に、搭乗しますね」
「いや、主務機に乗ってくれ、話がしたい。」
と国王陛下がおっしゃったので主務機に搭乗する。主務機も先ほど乗った副務機もさほど変わらない。唯一違うのは、副務機の方が執務室が少し小さいらしいのだが真偽はよくわからない。
国王陛下と20分程度宇宙に関する会話をし宇宙に関する理解を深めてもらったところで、いったん上がった高度が下がってきた。高度が下がってきたということは着陸が近いということだ。シートベルトを締め着陸時の振動に備える。しかしその心配は杞憂に終わったようだ。飛行船はゆっくりと、そして滑らかにタッチダウンしていく。今回の昼食会場の町はずれにあるレストランは、こじんまりとした内装だ。
ドアを開け中に入るとそこには、畳と座布団があった。座布団で挟まれるように配置されるように背の低い長いテーブルが置かれている。
なんだろうか、すごい日本の香りがする。
店の前にウナギと書いてあったがまさか……。いやそんなことないだろう。
ここがウナギ料理を専門に出すところだったらちょっとまずい。何故なら、この自分恥ずかしながら、小学校の卒業旅行以来、ウナギ料理を食べていないからだ。名古屋でひつまぶしを食べたときウナギが脂っこくて胃が悲鳴を上げ、リタイアした記憶が胃から脳に上がってくる。店内のメニューを見た感じ、うな重だけなのであんな悲劇が起きないとは思うが多少心配だ。うな重は、松、竹、梅、子があり子供たちは子を、大人たちは竹を頼んでいた。最初俺は遠慮し梅を頼もうとしていたが、国王陛下が太っ腹で、遠慮しなくていいぞとのことだったのでありがたく梅を頼ませてもらう。
さてここからが、勝負どころだ。うな重が来るまでの間に、宇宙開発の魅力を王族の皆さんに伝えなければならない。ここでは、初心者でもわかるように専門用語は封印。ある意味言葉選びがはやぶさの管制に匹敵していた。ふと思ったが、この世界にカーマンラインたるものはあるのだろうか。なかったらアマウラインとか言って……。グヘヘ。おっと変な笑いが出てしまった。さてとゆっくり解説させてもらいますか宇宙のことについて。
うな重が来るまでの間めっちゃ丁寧に俺は解説をした。
えっ、プロジェクターはどうしたのかって?なんか店にあったぞ。大漆のやつを複製魔法かなんかで増やしたんでないか。
うな重が机に並べられる。見た目は、日本のうな重そっくりだ。どんな味がするのか気になる。国王の一言で皆が食べ始める。一口ウナギとご飯を口に入れる。すると、上質な脂とたれが絡まったご飯が絶品!冗談抜きでいくらでも行けるわ。予算さえ許してくれれば。
皆が食べ終わったころで、今回のプレゼンの感想を国王陛下に聞いてみる。すると、
「今日のプレゼンよかったぞ。予算の額は少し大きめだが出せないことはない。首相と財務官に相談しておく。まあ、私が言うことはだいたい通るから安心してくれ。」
「本当ですか、ありがとうございます。」
陛下に感謝の意を示しつつ、プレゼンの資料を回収していく。プロジェクターを店主さんに返す。店主さんは
「毎度ありがとうございます。」
と言い穏やかな笑顔で話してくれる。この店が王族御用達になる理由が分かったような気がする。いやー、予算は無事通ってほしいものである。そうしないとスタートラインにも立てないのだから。解説させてもらいますか宇宙のことについて。
うな重が来るまでの間めっちゃ丁寧に俺は解説をした。
えっ、プロジェクターはどうしたのかって?なんか店にあったぞ。大漆のやつを複製魔法かなんかで増やしたんでないか。
うな重が机に並べられる。見た目は、日本のうな重そっくりだ。どんな味がするのか気になる。国王の一言で皆が食べ始める。一口ウナギとご飯を口に入れる。すると、上質な脂とたれが絡まったご飯が絶品!冗談抜きでいくらでも行けるわ。予算さえ許してくれれば。
皆が食べ終わったころで、今回のプレゼンの感想を国王陛下に聞いてみる。すると、
「今日のプレゼンよかったぞ。予算の額は少し大きめだが出せないことはない。首相と財務官に相談しておく。まあ、私が言うことはだいたい通るから安心してくれ。ただ、一つやってみたいことがあるんだ。」
「本当ですか、ありがとうございます。国王陛下のやりたいことなら、なるべくできるよう尽力します。」
陛下に感謝の意を示しつつ、プレゼンの資料を回収していく。プロジェクターを店主さんに返す。店主さんは
「毎度ありがとうございます。」
と言い穏やかな笑顔で話してくれる。この店が王族御用達になる理由が分かったような気がする。いやー、予算は無事通ってほしいものである。そうしないとスタートラインにも立てないのだから。
みんなで飛行船に乗り込む。そういえば、AAXAの人員を確保しなければと帰りの飛行船の中で思う。一応初期メンバー100人くらいは欲しい。それくらいいれば、今年度の計画には耐えられるはずだ。まず初年度は、ペンシルロケットを作って、無人で一回飛ばしてみて、宇宙飛行士の訓練施設作って。いろいろやることあるな。まずは求人の募集ポスターを作ってしまおう。国王陛下に、
「プリンターなんかありませんか?」
と聞くと
「大漆君の家にあるはずだぞ。」
と帰ってくる。そういやあいつ家ごとこっち側に転移してきたんだもんな。wordを開き、新しい文書を作る。どんどん求人に必要な情報を書き込んでいく。最終的には多くの情報。例えば、年収や職種、勤務地などを乗っけておいた。これを、A3のサイズに収めるのは結構厳しかった。どのくらいの人が集まるだろうか。アポロン王国の中では、結構高年収にしたつもりなので、優秀な人材が集まってくれることを願う。というか集まってくれないと困るのだが……。




