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もう、まもなくだね

作者: Soraきた

もう、まもなくだね

時刻とおりにくるなら

もう一度、バスの時刻表を見つめる

不思議と涙が出てこないのは

昨夜、いや真夜中、いや今日の朝まで

泣いてしまっていたから

もしかしたら、

今日のことを想定していたのか

もしかして、

キミの前だから泣けないのか


『男の人って、女の人の前では

泣かないよね・・

それは男性特有のプライドとかが

邪魔をしてるのかな

そうだとしたら、つらいよね』


以前のキミからの言葉を数秒で

思い出した僕は

うなづいては

キミの表情を見ないでいた


「いまは泣きたいばかりだよ・・」

そうココロの中でつぶやく

だけど、仕方のないことだけど


キミのためにできることは

今までやってこれたと思う

そう思いながら

しばらくは会えない日々が続く現実に

悲しいくらい、

時計の針は進むばかり



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