暇潰しに世界救います
まったり書いてこうと思います_(:3ゝ∠)_
【神様が暇潰しに勇者になって世界を救う見たいです。】
私はこの世界を作った神
最近天界での仕事が暇すぎて下界に降りてきてしまった。
私が望めば、目の前に雷を落とすことも出来るし、伝説級の武器を創り出すことだってできる。
なぜ下界に降りてきたかって?
さっきも言ったであろう、ただの暇つぶしだ。
私が作った世界を自分の足で歩きたくなっただけである。
ここはファルトゥナ山脈付近の大きな平原
遠くには大きな都市が見える。
なんと都市から煙が上がってるでわないか!この近隣は平和な設定にしていたはず!
何が起こっているのだ!
すぐ確かめに行こう!
猛スピードで神は平原を駆け抜け都市へと辿り着いた。
なぜだ!
なぜこの都市にAクラス魔獣のドラゴンなどが飛んでいるのだ!
Eクラス魔獣も、うじゃうじゃ居るでわないか。
気に食わん。
私が作った世界を滅茶苦茶にしおって。
こうなれば私が1から世界を正してやろうでわないか!
「皆の者!安心しろ!私が来たからには誰も殺させやん!怪我ひとつもさせたりせぬぞ!」
神はそう叫ぶと手を天に向け雲を動かした。
「雷雨」
手を前に振り下ろすと雷の雨が降り注ぎEクラス魔獣が塵になって消えてしまうほどの広範囲技が発動した。
しかしEクラス魔獣は消えてしまった物の、市民はなんと無傷である。
とてつもない精度である。
あとはドラゴンか、おもしろい。
神はドラゴンの元へ光のような速さで駆け抜けていく。
「エクスカリバー!」
手元に伝説の武器が現れたと思った刹那ドラゴンは真っ二つになっていた。
「うおぉぉぉ!!!!」
都市全体が歓喜で包まれた
「勇者様だ!勇者様が我らを救って下さったぞ!!!」
「神様どうもありがとう。」
祈る者さえ現れた。
「ほほぉこれはこれで悪くないのう。」
ニヤついていると後から声をかけられた
振り返るとそこには全身を銀の鎧でおおった王国騎士であろうものが跪いていた
「勇者様、この度は、ファルトゥナ王国を救っていただきありがとうございます。国王様がお礼をしたいと宮殿でお待ちです。どうかご同行頂けますでしょうか。」
この世界がどうなっているかも気になるからないいだろうついて行って見ようではないか。
「よかろう王の元へ連れて行くがよい」
宮殿の王の間へ行くとそこには大勢の騎士が王へと続く道を作るように並びその奥の椅子に王が腰掛けていた。
「国王様、勇者様をお連れしました。」
「うむ、下がって良いぞ。」
「ははっ。」
ここまで案内してきた騎士は騎士の列に戻って行った。
王は立ち上がり神の前まで来て頭を下げた
「まず始めにこの国を救っていただきほんとに感謝を申したい。本当にありがとう。お主名はなんて申すのじゃ。」
王様が頭を下げるなんてそれほど危機的な状況だったのであろう。
「私の名は、ゼノン・アルフレゴ。この都市には魔獣など現れないはず。なぜこの都市にあんな魔獣が現れたのだ?」
「こら!国王様に無礼だぞなんて言葉遣いをしている!」
騎士の1人が立ち上がり言った
しかしそれを割るように王が騎士を落ち着かせる。
「良いのじゃ。この国をあの危機的状況から助けていただいた勇者じゃ。そのくらいのこと気にかけておらん。」
「勇者ゼノン・アルフレゴよ、なぜ魔獣がこの国にと言ったな?今この世界は危機に陥っておる。最北端に位置するガムル王国が魔王と名のる少年に支配された。そしてその魔王が軍と魔獣を従え北の方から国を制圧し始めたのじゃ。」
(なんだと!?そんな奴はこの世界に産まれるように設定していないぞ!)
「その軍勢の魔獣の一端がこの最南端に位置するファルトゥナ王国にまで影響を及ぼしたということなのじゃ。この国にまで流れて来たということはもしかするとほとんどの国が制圧されているのかもしれん。」
王は悲しそうにうつ向いた
「魔王が好き勝手に暴れていると言うことかよかろう私が救ってやろうではないか。」
神ゼノンは笑みを浮かべた。
「救うとはまさか!!!」
「俺が世界を救ってやる。安心しろ。それだけ分かれば俺はもぉ行く。平和な国を作るんだぞ。」
ゼノンは王に背を向け宮殿のそとへと歩き始めた。
あわてて王がゼノンを止める。
「ま、待て!まだお礼を!」
ゼノンは顔だけ振り返りこう言った
「お礼なら貰ったさ。ありがとうって言葉をな。」
そしてゼノンは宮殿を後にした。
これから神様の冒険が始まります_(:3ゝ∠)_