恋人は数式
簡単なプロローグだと思ってください。
思い付きで書いたし初投稿なので何かおかしいことあるかもしれませんがそこは脳内変換でお願いします!
幼い頃から数字が好きだった。
その思いは年を重ねるごとに発展していき、学生時代は全て勉強につぎ込み、大学生の時には立派な数学馬鹿になっていた。
美しく並ぶ数式は見ていても書いていてもうっとりする。答えはひとつしかないけれど、その答えにたどり着くのには幾つもの道がある。その素晴らしさを伝えたいと思って数学教師を目指した。
無事に大学を卒業して研修も行って、初めて配属された学校でも緊張とかしたけど、数学を楽しく教える方法をがんばって編み出して生徒からはそこそこ評判は良かった。
そして次に配属されたこの北王子高等学校に配属されて早4年。
今までになかった危機に晒されている私はどうしたら良いのでしょうか。
「君が、好きなんだ。」
顔を赤くしてそう私に言った目の前の男性は確か古文の教師である高塚 千歳先生。黒の短い髪に少しタレ目な翡翠の瞳。仲のいい女子生徒からの情報だと「はにかんだ顔が可愛くてすっごい癒し系!!」とかなんとかだった。
ぶっちゃけ特に興味もないからその時は受け流しておいたけれどその人がまさか私に告白をしてくるとは思わなかった。しかもすごい真剣に。
ここまで他人に好意を向けられたことなんてなかったものだから大分戸惑ってしまう。しどろもどろになりながらやっとの思いで「考えさせて下さい。」と言うと高塚先生は少しほっとした表情を見せて「良く考えて下さい。待ってますから。」といって教室から出ていった。
考えろと言われても答えなんてもう出ていたのに、何故先伸ばしになんかしたのだろうか、自分が嫌になってため息が出た。
というか何故私なのだ?意味がわからない。
黒縁眼鏡に黒の髪。背は少し高い位で169㎝。胸はBで肝心の顔はあまり綺麗とも可愛いとも言えないふつーの顔。
こんな女の何処が良いのだ?自分でも謎でしかないぞ。取り合えず、2、3日置いてからお断りをしよう。手紙でも何でもいいから早々に諦めてもらって、新しい可愛い人でも探してもらおう。
そう、思ってたのに、
「嫌です。」
何故だ。
「今、僕の中には貴女と結婚すると言う選択肢しかない。」
他にも選択肢はあるでしょう!てか付き合うから結婚にハードルあがってんですけど!?
「貴女ほどの好条件な人は他にはいないんです。」
他にもいるよ!この学校内という場所から視野を広げてくれ!
「それに私は貴女しか考えられません。」
他の人を考えてくれよ…、
「それでも貴女が私と付き合ってくれないというのならば、私にも考えがありますので、覚悟をしといてください。」
なんの覚悟だ、学校をやめる覚悟か?そんなものしたくない!!
にこりと皆が癒し系だと騒ぐ笑顔を向けられても、それに悪寒しか感じられなくて、「すみません!」と一礼をしてその場から逃げてしまった私は悪くないと思うし、何より数日前から私を睨んで監視してくる少女がいるあの教室にはもう居たくなかった。
(私が何をしたって言うんだ、)
(逃がさないよ?)
(…許さない。)
最後のカッコは上から主人公、千歳、謎の少女視点です。
続くかどうかは分かりません。
捕捉
主人公
数学教師。眼鏡をかけている大和撫子系、数式に見射られて教師にまでなった強者。授業は生徒には好評。
高塚 千歳
主人公をロックオンするほんわか系イケメン。自分の思い通りにならないと強行突破に及ぶちょっと危険な人だったりする。
謎の少女
よくある設定の人です。
記憶ありのミーハービッチと思ってください。