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愛情

 私は何に愛情を抱いているのだろうか。人に対してだろうか。物に対してだろうか。お金に対してだろうか。

 人に対してならばどうだろうか。友人たちに親愛の情を抱いている。しかし、過度に深い愛を抱くことはない。

 物に対してならばどうだろうか。一つの物が無くなった時は悲しいとは思う。しかし、別の何かに思いを向けるのだろう。スパッと切り替えるようにして。

 お金に対してならばどうだろうか。金銭管理をしてもらっているから、基本的には大丈夫なほうだろう。必要以上に欲しいとは思わない。けれども、欲しい物は必要な分だけで十分。不安ならば計算すればいいだけのことだ。

 人に対しても、物に対しても、お金に対しても、私は別に愛情を抱いていない。あるいは、気づいていないだけかもしれない。

 私は何に愛情を抱いているのだろうか。私は私自身を愛しているだろうか。自分自身を愛しているとはどういうことなのか。

 楽な姿勢をしたままこの文章を書いている。それ自体が、自分を愛していることの一つの証拠となるのだろうか、それはただ楽だから。お題だからと言った理由に過ぎないのではないか。

 自分が時間をかけているもの。苦痛となっていないもの。当たり前となっているもの。それにこそ、愛情を抱いているのではないだろうか。だからこそ、時間を注ぎ込む。愛という水を、種を蒔いた土に注ぐかのようにして。

 さて、私が何に対して愛情を注ぎ込み、抱いているのか。考えて、書き出してみても、答えとなるものは得られないままなのであるーー。

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