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また会いましょう

 彼女は望んでいた。彼にまた会うことを。しかし、それは叶うことは無い。

 彼は離れて行っていた。もう二度と会うことは無いことを理解していた。

「また会いましょう」そう願っていても、もう会うことはできない。

 誰も生贄にしてくる場所に戻りたいとは思えない。

 悔やんでも悔やみきれるものではない。

 今ではもはや、過去の栄華のみが花咲く所となっている。枯れ木によるぬるま湯。そして、冷めていくことを確定されている。

 彼は彼女のいる地に行くことは二度と無い。どれだけ彼女が願おうとも。

 再会を願う幻想はもはやパラノイアと化している。そのことに気づいているのは彼だけ。

 彼独りだけがそのことに気づいているーー。


 ーー或いはそれが彼だけのパラノイアなのかもしれない。

 彼によるパラノイアだとしても、彼がいたデータと不在になった後のデータ。

二つを見比べれば、彼が生贄にされていたことは、一つの明白なのであるーー。

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