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イカロス

 鳥が飛んでいる。青空の下を。どこまでも続く空の下を。

 駆けるように飛んでいる。羽ばたいている。一羽か、それとも群れかは分からない。

 どこまでも澄んだ青空の下を滑るように飛んでいる。舞うかのように。遊ぶかのように。

 小さな雀も大きな鷲も。青空は等しく抱擁する。雄大な青空の元には誰が向かうのだろう。

 大地の嘆きも悲しみも、気にすることなく、気に留めることもなく、ただ青空は抱擁を広げるのみ。

 白雲の鎖を、雨の黒雲も何もかも、青空の抱擁を止めることはできないのだからーー


 ーー鳥を見るたびに、彼女は思いを馳せる。あの鳥はどこへ向かうのだろうか。

 昔のイカロスのように、太陽に焼かれて終うのか。それとも、青空のその先へ向かって行くのだろうか。

 その答えは、誰も知ることはないーー。

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