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奇跡

 奇跡をもう一度だけ起こせるとしたら、何を起こしたいだろうか。

彼ならこう願うだろう。親友の体調が良好であることを。

 実はこういうことだ。

 彼にはかけがえのない友人がいる。いや、親友と言ったほうが正しいか。

その親友が今、重い病気に罹り入院していた。数ヶ月で退院はできたが、再入院の可能性がある状態だ。

今は自宅療養中だが、いつ悪化して再入院するのか分からない。だからだろう。彼が心配するのは。

 数ヶ月で退院できたが、今度は何時まで入院するのか。親友とこのまま離ればなれになってしまうのか。

彼にはそんな恐怖が心の中で渦巻くようにこびり付いていた。

 最近の親友の状態は、検査が増えている状態だった。健康そうに思えても、医者からは良くなさそうな感じなのだろう。

だからこそ、彼は願っていた。親友の体調が悪化しないことを。良好な状態をキープすることを。健康な状態へと早く回復することを。

それから数週間後のこと。親友の検査の日がやって来た。そして、長い時間がかかったが、結果が告げられた。

 経過は良好であるということ。そして、順調に回復に向かっているとのことだ。

その報告は二人に安堵をもたらすものだった。肩の力が抜けすぎるほどに。

 その後は医者からの注意事項が続き、話が終わった。

 彼は思っていた。奇跡はもう一度起きたのだと。親友の体調が良好になったのは奇跡が起きたからだとーー。

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