表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/9

第9話 魔物

「大変だー!やばいやつきたぞー!村の男は武器を持って集まれー!」

…この大声で起こされた気分とは…?

いやいやいや、こんなこと考えてる場合じゃない。早く行かなきゃ…!

「父さん!」

「おう、シオン!行くぞ!」

「はい!」

こうして俺は起きて早々鎌を持って村の中心へと出ることになった。

「やべぇよキルス!なんかでっかいのがやってきた!」

と、父さんに声をかけたのは父さんの幼馴染のおじさんだった。

「ねぇおじさん。何が出てきたの?」

「あぁシオン君か。…馬鹿デケェ狼だぜ!」

「え?狼…なんて種類!?」

まさかフェンリルとか!?

「あぁ…グレイウルフだぜ…」

違った。グレイウルフ…灰色狼ってことか…?

「それって見せてくれる?」

「あぁまぁ遠くからなら…」

「じゃあお願いします!」

必死に懇願した結果、俺はそのグレイウルフとやらを見せてもらうことができることになった。

と、いうわけで今俺はその魔物の前にいます。

「シオン君、あれがグレイウルフだぜ。」

結論から言うとグレイウルフは灰色でした。…安直!?

「でっかい…」

「あぁそうだな…」

「どうするキルス?これはギルドに応援を呼ぶか?」

「その方がいいんじゃないか?グレイウルフはCランクの魔物だろ?」

「あぁ…じゃあひとっ走りして呼んでくるわ。」

「頼むぞ!」

会話が終わるとおじさんは爆速で走って行った。

「ねぇ父さん、今グレイウルフがCランクって言った?」

「あぁ魔物にはAからEまでランク付けされてんだよ。稀にSランクもいるがな。」

「じゃあ普段狩ってるスライムとかは?」

「あれはEランクだな。」

「そっか。」

Sランクの魔物ってどんなのなんだ?ドラゴンとかフェンリルとか?

てかどこにいるんだ?そいつら。

ちなみにグレイウルフは森の奥に入って以来、姿を現していない。そんなに危険なのかな?

そうこうしていると冒険者たちがやってきた。

「冒険者の者だ!グレイウルフはどこだ?」

「冒険者様、あの森の中にございます。」

冒険者のチームのリーダーのような人が問いかけると、村長がそう答えた。

「よし、討伐するか!お前ら、位置につけ!」

その号令でメンバー達が森を囲んだ。

「攻撃!」

刹那、光の矢が森に向かって飛んでいき獣の咆哮が聞こえた。そして…

「静かになった?」

突然きた彼ら冒険者はあっという間にCランクの魔物を倒していった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ