68·その[勇ましき者共を]出し抜いて、その13
朝一番、いや、今は朝二番ってところかな。
この世界、時計無いんだよな。
アイダの町、だけどアイダの町、本当に、ただ次へ繋ぐだけの町って感じの町だったな。
例えるなら、北海道中標津?、てか、標津って感じの町……、かな。
( 注 別に標津を誹謗抽象してる訳では無い)
(町の説明を文書にするのが'めんどい'から)
ー アホの言い訳、終わり。話に戻ります。
「また、何かが?始まってますね」。
あぁ、またか。と、トシゾウの言った先を見て。
今度は何だ?少し道の外れで子供達が、何か?誰か?に、石投げてる?のか……。
「××人は町に近付くんぞゃねえー!」
と、誰かが言った。ん?××、暃人?……。
暃人て、あれ、エタ'ヒニン'の、あの暃人か?。
「ねえ、カーンちゃん、あれって子供かな?」
丁度、私の、隣にいる可愛娘ちゃんのカーンちゃんに確認、聞いてみる。
カーンちゃんの年齢って、幾つ?だっけ、とも思う。
カーンちゃんは言う。
「あれは~、はぃぃ、多分、子供……、魔族の娘ですね」。
コドモ、魔族??端から見れば、ちょっと距離はあるけど、普通の娘にしか~……、見えないわね。
前回知り合った、クモちゃんとも容姿が違う?
クモちゃんは、その名前の通り?脚がクモ、昆虫のクモなんよね。ここ、異界だし、地球じゃないんよね。
その、イジメ、石投げられてる娘を助ける?私が?為に、イジメてる奴らの方に向かおうとしたが、トシゾウ、トシが。
「シズカさん、今回は、今は、僕に任せてください」
と、左腕を、私の方に軽く上げ、私に制止をしたんだろう。
トシに任せよう、異界イジメの問題を。
揉めるか?と、思ったが、以外に早く事が片付いた。
石を投げていた、野郎?の、子供達は散って行った。
娘、女の子は震えている。某氏、間違えた、帽子をカブっている女の子、その、カブっている帽子の頭から髪?紐?何かが垂れてる。
「スザク、朱雀の娘ですね」。
すざく??スザク?、何の娘?




