66·その[勇ましき者共を]出し抜いて、その11
この、世界の年代は、何と言うのか?
「いまは~、聖王××暦18年ですよぉ~」。
ナイスアシスト、カーンちゃん!!
カーンちゃんこと、ゴンザレス·カーン
[某]カード集めの、サ♡クちゃんにクリソツです。
その月日とかは?
「いまは~、神無月ですうぅ~」。
神無月か、10月頃かぁ~?、かな……。
不思議だ、この世界。
10時のいっ服を済まして、これから~、これからどうしようか?。
さて、勇者とは如何な者か?。
現在のパーチーは、中年女性1人、ヘタレ野郎1人。
可愛娘ちゃん1人、スライム?1匹。
ウサギ?1匹、クモな可愛娘ちゃん1人。そして
そして、トリ、1柱。
「そう言えば~シズカさん、前に、警察が~とか言ってましたよね?」
トシゾウが、アタシにそう、問い掛けてきた。
もう、解っていると思うけど、あれ、話しとくか。
「トシ、勇者って何だ?どう言う奴らが勇者ってんだ?」。
「勇者……ですか、正義の、味方……」とか……。
「うむ、月並みだがそれもあるな」。
トシのそれに、そう、白烏さまが槌つ。
そして、アタシは話す、話出す。
ーー
ある日、お前は、2人の人物と出会った。
出会う。
1人は、男。半袖ジーンズの、いかにも……悪漢と言う身なりの、短髪の男。
それに対面する様、Yシャツスカート姿の女。
その女は、片膝ついて、顔にはこれまた、真新しい傷があってだ、汚れも少しある。
そして、男を睨み付けている。
男は、女に拳銃の銃口を向けてる。
昼間だが、小雨が降り……、辺りは薄暗い。
そんな中だ、お前が出会った人物は。
お前は、どちらの味方につく?……。
トシゾウは、ほぼ、即答だった。
「もちろん女性ですよっ!!」
やっぱり、年齢……か?トシゾウには経験が足りないのか?
それとまだ、二十歳過ぎの若いヤツラでは……。
「それがトシゾウ、勇者の……、考えなのか?」
ワタシの、勇者と言う言葉でトシは
「えっ!?」
「[それ]と勇者が何が関係するんですか?」
トシは、そう、ワタシに問いかけるが
ワタシは話しを続ける。
「お前、彼女彼らの、以前の事情を知らないだろう?そしてワタシは、まだ、終わりとは言ってない」。
トシと、その他仲間は、それを黙って聞いてる。
お前が出会った時にはもう、事が終わるところだったんだ。
男が司法……、この場合は警察。
そして、女の方が凶悪殺人犯だ。そして、サイコ・パス。
女は、お前が来ることを咄嗟に悟り、普段はやらない、睨み付ける……、ということをしたんだ。
サイコ・パスだからな、誰かに対して怒りをぶつけるなんて、先ず、やらない。
顔の傷も、大袈裟にしたかすり傷さ。
この時、男の方が大変だったんだ。
拳銃で、撃たれてたんだからな。
それでも必死なことで、女から拳銃を奪い取り、形勢逆転したんだ。やっとな。
その時だ、お前が2人の前に現れたのはな。
「そんな……、そんの、解る訳ないですよ」。
そうだな。だけど……、そうかな?
「だけどな、今じゃなく、この手の話は昔からあるんだ」。
「私達は、次は、どちらへ付くのかな?」
白烏さま……、まだ、未だ解りません。




