65·その[勇ましき者共]を出し抜いて、その10
まだ朝だね。
その少女、脚部はどうであれ可愛い♡
白烏さまは言う
「マチルダだ。レオNのキャストのヒロインの役名、マチルダだぞ」。
白烏さまは、更に続けて
「それにそれは、ナタリー·ポート××」うん。
ごめんなさい、本当にごめんなさい。
「ごめんなさい……」
「許してもらえるだろ、リュック·ベッソNさんはフランスが産んだ巨匠」。
細かいなぁ~、相変わらず、白烏さま。
「あの、さっきから何の話してるんですか?」
トシ、トシゾウよ。
ここは伊勢街道、もとい、異世界だった。
異世界の、街道。
ー ヒザカタ·トシゾウは、ふと思う。
「シズカさんの持っているの拳銃、ですよね。その、シズカさん、射つの慣れた感じでしたよね?あの、どこかで射ったことあるんですか?」
本当に、この中年女性、以前何やってたんだろ?
ここは、ひとつづつ、思ったことを聞いてみよう。俺は。
「ん」、「本物は無いよ」。
え!?はぁ……なら何で?シズカさん。
「んとねえ、ゲーセン」。
「最初だよなトシ、たぶんね……ワイルドガンマン。知ってる?トシ」。
ゲーセン?ゲームセンターのことかな?
「なつかしいな、駄菓子屋だと¥50で遊べたとこあったよな!」
トリ、いや、白烏さまってシズカさん言ってるし。なんかな……トリに[さま]付けなんて、引けるよな。心が。
あ!そういえば、あの少女は?アラクネの?。
あれ?何か、ゴンザレス·カーンと話してる?
ここは、少し少女は少女に任せよう。
でもそれだけだと、やっぱりゲームと現実では違う感じがと思うから
「シズカさん、やっぱりそれだけだと理由に欠けるから、もう少しだけ」詳しく。
疑い、失礼だと思うけど、やっぱり知りたくて。
「んだ?細かいヤツだなトシィ、どした急に?」
う~ん、何でかな?と、自分でも思うところありで。そこで白烏さんが
「察してやれ、ムツリ。この年頃のお坊ちゃん方々は、女のあれやこれやが衝動的に気になる頃なんだ」。
そうなのかな?俺。
シズカさんは、ゴンザレス·カーンにアラクネ少女の相手をお願いしてから答えてくれる様で。
拳銃発砲の事を。
「後は、そうだな~……射的か。祭りとか縁日の出店である」。
しゃてきって、射的って……んん?
「カタ抜きも面白かった、ハマったな」
何の話してるんだ?白烏さん。カタ抜き?
「あぁスマン、知らないか、やっぱりトシゾウの年代だと」。
本当に知らないんだな、俺。
「それは仕方ない」。白烏さん。
白烏さんは
「だけど何で?ムツリ、ATじゃなくてリボルバー、回転式なんて物にしたんだ?」
AT?リボルバー?拳銃の事かな?白烏さんの言っていること。
そう言えば[サクラ]って何だ?
「だって、そこにはロマンがあるじゃない!」
何だろ?シズカさん、拳銃には俺には知らない何かかるのかな?ロマン?
「サクラはまだ、良いとしても、連射がな……」。
「白烏さま、解ってないな!そこをもって補い努力する事にロマンがあるんてすよ!」
「甲殻K機動隊のトgサなんか良いじゃない!」。
この2人は何の?どこに向かってるのだろう?
「ムツリその、お前、それだとサバゲーで狙われるだろう」。
白烏さん、話がいよいよコアな所まで行ったか。
「狙われたー、特に最後の方は凄く来た。敵が」
「何でかなあ?」
それは、悪い意味で名前が知られたのでは?
リボルバー·ムツリ!!みたいな。
お願いします。暇つぶしに!お願い!




