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ジェイ……J 12の柱  作者: トモミ
64/69

64·その[勇ましき者共]を出し抜いて、その9

 アイダの町、宿で一夜明かして。翌日のこと。


 アタシ達は来た道を1度戻ることにして、町を出てすぐのこと。


 またやってる。弱いものいじめ。


 今度は誰をいじめてる?ん、人間(ヒト)


 「あれは~ヒト、女の子じゃないですか!?」

 トシっ!


 トシゾウが言うや、ワタシはジーンズの腰にさしてある昨日、白烏さまから渡された拳銃(サクラ)を女の子?を道端でいじめてる野郎共に向けて刹那的放った。


 パンパンパンッ!♪乾いた♪が、まだ人気がある街道に響く。


 いきなりの事だろう、野郎共は一目散に逃げて行った。

 奇抜な格好した奴らだったから、時期が時期なら渋谷辺りでも行ったかな。


 それよりも女の子だわ。


 あれ??あれぇ~?女の子?


 「トシ、トシィ~、これ、女の子?

 女の子かなぁ~~??これ?」。


 多分女の子だわよね~、下半身……意外は?

 トシゾウなら、こういうの詳しいはずだし。


 「んんと、はいぃ~女の子と言えば女の子ですね、脚が六本、クモのですが」。


 そう、その女の子の下半身はクモのそれだったから。クモのそれ、脚?。

 女の子のツラはレオN のレベッカに似て好みなんだけど。髪もショート。


 「アラクネ?かな?」。

 白烏さま、アラクネ……て、何ですか?


 「まじょくです、マジョク」。

 カーンちゃんも、マジョクって?


 2つ3つと知らない言葉が、朝から疲れるは。


 「シズカさん

 この()も保護するんですか?」。

 ああトシ。


 ああ

 「えっと、ああ保護対象だ」。

 とりあえず確保。


 まあ、これも追々だ。今はまだ白烏さまもいることだし。


 

 ショートショートショートでゴメン

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