6·妖精さん良かったね!
ー 前話までのあらすじ
ふぁ、ファンシーなWORLDで……
中年ヤンキー女、中年とも言うが、妖精達、女の子達の子守りをすることになった。
(オバハンは思った)
はぁ~しんどいわ~
し、私欲で女の子を愛でるのは良いだけどなぁ~それが就業となると……しんどいわ。
あ~あ、猫先輩の猫柳も……魂抜けてらぁ……
この数日間、初日から毎日毎日妖精達のリンちゃん達は、だんだん、みるみる元気になっていって。
妖精達、初日の悲壮感はどこえやら、猫柳は物本の猫なんだけど……
魂もそうだけど尻小玉(肛門の)も取られたか?
尻小玉は確かカッパなんじゃなかったけ?自分で思って何だけど
ま~いい……
だけど妖精達、全員が全員リンって名前なんて。
何でも、妖精は人間と違って和音による個体確認はしなくて……だっけか?第六感
第七だか、セイ☆トだかが持ってるセブンセンシズだかで個体の判断をする……だったか。
いきさつはどうであれ、それだけじゃ~何だかな~と思って、池田メダカさんが1人の妖精の女の子にリンって名前をつけたのだが……
だがその女の子は何を勘違いしたのだか……
自分達妖精イコール=リン!て思い込み……
現在にいたる……か、はぁ~……
メダカさんもそうだけど、小池ザリガニさんも'それ'さ~どっかで訂正しようよ、ねっ!
どして皆リンちゃんなのさ!紛らわしいわ!
でも、でもそんなこんなも今日で終わりか……
長かったような短いような……
そうしてしばらく
ん?何か良い香りが!お、かげ!人影!
そうだわ!きっとあの女性がそうね!
あの女性がリンちゃん達のお母さんね。
それと同時に、妖精達もその女性?に気付いたのでした。
ー 仕事上がり前のひととき
この香り!ママ!お母さんが帰って来た!
この香り、ママが'しゃねっる!'て言ってた!
この香り(リン達の眼から涙が'これ'は嬉し涙)
僕の、僕達のママ♡大好きなL□braお母さん♡
僕っ娘妖精のリンちゃん達は、嬉しさの涙の豪流と共に、大好きで大好きなL□braお母さんに……
L□braお母さんの、そのやさしさに抱かれるために。
いやぁ~良かった良かった!めでたしめでたし!
ー 妖精達の後日談
と、言うか、後日談でも何でもなくて
もちろん妖精達はhappyハッピーなんだけど
話は丁度、妖精リンちゃん達とL□braママが感動の再会を果たした直後、中年ヤンキー女、その瞬間!
ー 点々々
あ、ヤベ!私こういうお涙ちょうだいは弱いんだよね、こうなんて言うか……涙脆くなって、え!?
と、女がそう思ってその場の雰囲気に浸ろうとしてたマサにその時、例のあの穴が開いて
堕ちました、堕ちまちた。
※ 例のあの穴は、その映画ターミネーター登場の時のあの黒いCG的な、もしくはスタートレックのあの宇宙船のワープのときの宇宙空間に薄っすら見えるアレ……。
で、女はその穴に堕ちました。
「ま~た~か~」た~か~、か~……
それを見送る池田メダカ氏と小池ザリガニ氏
「ごきげんよー」きげんよー、げんよーよー
二人の声がこだまする。
グワングワングワングワン!
うげ~気持ち悪ぅ~この浮遊、感慣れね~な~
穴から落下?中の女は酔っていた、落下酔いってあるのかな?
そして、前回よりチョイ早い……だいたい6分19秒ってとこかな。
どしーん♪!
(女、どこかに尻から堕ちる音)
「いでぇーー!」
(痛い!これは痛い!)
女が無様に着地?した直後、猫は華麗にシュタ!と、着地……転けた!こけた。
「痛て!グキてなった、足首グキッて、痛て」
と、猫は言う。
どこまでも締まらない二人である。
「はい、お疲れさん!」
そ~ 労いの言葉を女の掛けたのは、第一話で登場したパートタイムシフトのおじさんでした。
次は、Libra様がなぜ帰ってこれなかったのかのお話しです。




