58·その[勇ましき者共]を出し抜いて、その4
町から、2キロないし3キロ程か。
コンテナ型?横1.50センチ、縦90センチ位の箱型のパッケージ。届いたか。
道から外れて森の中に落ちたか。木の枝に引っ掛からなくてなによりだ。
「あれ~、これ何ですかね?」
うん、トシゾウ。身長175程の、元は坊っちゃん刈り、伸ばしっぱボサボサ頭のトシゾウ。
「これはパッケージだ。薬やら包帯やら入っている箱だな」。
驚いてるな、トシ、2人とも。カーンちゃんも。
「え?か、シズカさんが発注したんですか?」
そう、「警察……」間違えた。「間違えた」。
「そう、ワタシがした。あの男の子達にな」。
「ほぉぉ~~」。トシ。
「ところで、警察って何ですか?」
聴こえてたか、トシに。
「聴こえたか、いや気にするな」。
「はい、解りました……」。
昼飯までは時間があるから
少しの休憩がてら、パッケージに入ってる
レーション、携帯食品を食べた。3人で。
それから、再び歩きだす。
方角としては、やや南西か。
そして、ある場面に直面する。
ーー
やや南西へ歩くこと1hほど、相変わらずの凸凹道で。
「何だ?何やってんだアイツら?」
はしゃいでる?数人の男女?達が、何かを囲んではしゃいでる?騒いでいた。
「あれは、討伐……レベル上げですかね」。
そう、トシが言った。
ワタシはそれを聴いた。
ここでか?ここで仕事か。
今回、私ムツリの仕事だ、仕事の1つだ。
白烏さまにも頼まれ?言われた事だ。
※?
ここで言う事でもないが、パッケージに使われてる素材はカーボンだ。
ーー
次回へ。
このお題の事、動きだすかな?




