57·その[勇ましき者共]を出し抜いて、その3
ええ~と、何だっけな?、パー、パー……?
「何だっけ?トシ、パー、パー?……」。
「パー……ですか?シズカさん」。
トシ。
「パー子ですか、林氏の××の?」
いや、違う……違うな、トシぃ。
「その、仲間とか、英語読みでさっ!」
「あっ!あれですねっ!」。
ん、カーンちゃん?
カーンちゃん。
「パーやんですねっ!!」
パーやん、パーヤンって不二オFさんじゃないんだから。しかし古いな、パーヤンって。
あれっ!?
何でっ?何で知ってる?カーンちゃん?
「パーmen何で知ってるの?カーンちゃん」。
「パーmenですか?ユウシャ様、その、パーmenは解りませんが、私が言ったのはパン屋のパーやんです」。
あぁ、そんだったんだ。カーンちゃん。
パン屋のパーやんねえ……。
ややこしい、[なーろッパ]。
([それ]は違う)
「ああっ!仲間とか英語読みでですね、シズカさん。パーティですかっ!」
おっ!トシゾウッ!それぞトシだっ!
「そうっ!パーチーッ!パーチーの事言いたかったんだよっ!トシゾウ、みんなっ!」
仕切り直してとっ!!
「んじゃっ!アタシとトシゾウ、そしてカーンちゃんっ!3人のパーチーで、よろしくなっ!」
トシゾウは心の中で思った。
(パーティなんだけどな)。
(シズカさんだとパーチー……なんだ)。
(ジェネラルギャップなんだ)。
(俺ってへたすると、シズカさんの子供世代)。
(いや、ここは考えない。考えない)。
ー カー×は、ではなく、トシゾウは考えるのを止めた。
ほんの刹那の、トシゾウの思考の時間は終わり。
「トシ、トシゾウ……どうした、ボ~として?」
あ、あっ!「いえ、少し目眩がしてて。でも、もう大丈夫です、シズカさん」。
シズカさんにこれ以上迷惑かけれない。
と、思う……トシゾウ。
「いや悪いな、変にワタシの話し長くなって。どこの校長先生の朝礼たってなっ!」
ワタシも中年齢だな。
ー ひとまずパーチーは結成された。ー
町外れから歩くこと、50分程。
すーげー足痛えー。道、凸凹なんだもん。
1台馬車とすれ違ったけどさ、あれもさ、絶対えーケツ痛えーよな!。サスとかあるの?クッションだって無いだろう。
直ぐそこは森だしさ~。あれも、絶対原生林だよ~。植林とか、文化無さそ~。
だけど、もう少しなんだよな。
その時
「シズカさん、何で今回は[言葉]、相手方の[言葉]解るんですかね?」
「シズカさん、[それ]解りますか?」
ん、トシ、[言葉]?。ああ、カーンちゃん達が使ってる[言葉]の事か!。
「あーあ、[それ]なっ!」
「あ、ちょっと待ってトシ。あれか、見えてきた」
「トシ、カーンちゃん、あそこで少し休もう」。
「「はい、解りました」」。
そして、パッケージのある所でam10:00位の少しの休憩することにしたよ。
やべぇ、これ、長くなりそうだ。




