50·チートを探して、?
前回、あの無職のヤロウと出会ってから
ー翌日ー
一応、この世界、この国の都心から30km程離れた、私ヒドインの自室……か?……。
多分、この国は、あの[日の丸なあの国]に似せたのかな。
ある程度好きに想像してくれればいいんだが。
(読者様が……と、誰かが願う)
(やはりこの著者は文書作成能力ない)
ー 話しに戻る
昨日のあの若造、名前はなんて言ったっけ?
トシゾウか。ヒザカタ·トシゾウだな。
人間だったな。日本人とボスニアの女性のハーフと言ってたな。
ボスニアか。ボスニアヘルツェゴビナ……。
あの戦前も酷かったらしいがな……。
召喚されたとか言っていたな。トシゾウ。
召喚、空間から別空間への瞬間移動か。
これはまあ、後だな。理論は。
うん、行くか。
アイツとの、アイツとの。
待ち合わせのファミリーレストラン、[ジョセフ]に向かう。
自室は駅からほぼ北側、520mほどだ。
自室から駅とは違う、やや西の方にそのファミリーレストランの[ジョセフ]がある。
着いたか。
あれ?いる……ヒザカタ·トシゾウ。
屋内で待っていればいいのに。
若造トシゾウ。
だから童貞なんだよ。1人でファミレスにも入れないのな。
ヤツにアタシは近づき
「おう、そんな待ってないだろ」。
ん??どした、トシゾウ?
「あっ!はい、こんにちは……」。
なんだ??何か驚い……てる?
変な男。
「んな所に居ないで屋内入ろうぜ」
「あっ!えっ!はい……はい」。
何だコイツ、女と飯屋入った事ないのか?
緊張してる?何で?……。わからん、知らん。
で、屋内に入って席に着くことにした。
??
「おいっ??」
「はっ!?はいっ」
「何でソファでアタシの隣に座るんだよっ?ホモじゃねえんだから普通向かいに座るだろっ!」
トシゾウが何故かムツリ、アタシの隣に座った。
「えっ!?はいっ、ごめんなさい、いま、いま座り直します」……。
あぁ、コイツに合わせてたら話に入らないな。
とりあえずスルー出来る所はスルーしよう。
それでドリンクバーのコーシーをウェイトレスにお願いして飲む事にした。
トシゾウは何故かメロンソーダとジャスミン茶をカクテルしてた。
スルーだスルー……若いヤツの考える事が解らん。
本題、話に入った。
「独立しようと思う、いや、独立するんだ」
アタシは言った。
「独立?シングル……離婚するですか?」
はあ??トシゾウ、何言ってんだ?
「何で元から独身のアタシがリスクも無しに×バツ貰わにゃならんのだ??」。
「そうじゃねえよっ!」
「そうなんですか?」……。
[そうなんですか]って、トシゾウ……コイツいくつだっけ?
「お前いくつだっけか?」
「僕は22です」。22……。
にじゅうにか……。にじゅうに、22……。
ああーー、もういいかっ!トシゾウの事は。
(トシゾウの常識の無い、この事は)。
「で……トシゾウ、解雇になったんだよな?」。
おおむね間違ってないだろ。
「うっ!、たぶん……てぇぇ、はいぃぃ……」。
だろうなぁぁ~~、バカだもんな。トシゾウ。
「何の仕事やってたんだ?」……トシゾウ
拉致、召喚……されてまで?
トシゾウが自作の珍妙なカクテルドリンクを一口飲み
「ゆうしゃ、勇者……」。
勇者ねぇ~、それでもイットキ流行ってたかな。
何処だっけ?原宿?下北か?。
ーーー
次回に。




