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ジェイ……J 12の柱  作者: トモミ
44/69

44·薔薇色の日々……5

 ゆらり……。


 再び??再び?私、ムツリの視界は変わった。


 どれくらいかな?ボォ~とした意識の中で。


 「静、行くぞ」

 はっ!?

 誰かの??誰の?声だっけ……。と……と……。


 そして


 そして、ずいぶん周りの物が大きくて。なぜ??


 ん??大きい?違うのか?目線か!?

 目線が……低い??低いのは私?


 ここは屋外(ソト)か……天井、空を見上げると!!


 大きなひしゃくのワイヤーフレームが!!


 はは!!ワイヤーフレーム!否!


 北斗七星!!はは!あの日だ!


 「静、今乗せやるからな」

 だからその声は


 父さん


 もう……会えない。父さんの声。


 そうか。ここはやっぱり……あの世か……。


 「違うよ。最上階。」


 誰!?猫?猫柳の声じゃない!誰?


 「ムツリ、一先ずお別れ。その時まで」

だから誰??お別れ?何の?


 「走馬塔。

もちろん塔だから天辺、最上階はあるよ」


 「ムツリ、君が次に目が覚めたら此の世。

生きてる者の世界……世界」。


 何言ってんだ??何……。


 なら??なら何で今までの……を見せた?


 「薔薇色の日々……ムツリ、望んでるんだろ」


 薔薇色の日々。私が夢描いた……望んだ


 あの日の夜から……。

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