43·薔薇色の日々……4
猫 猫柳!!猫柳パイセン!
と!!猫柳パイセンが口を開きかけた時 世界が、目の前が暗転!!反転?した。
そして此処は何処かしら??
ん??ん?
「たかゆき!?」
私、ムツリの目の前にはもう今は会えない友がいた。
会えない??他界した訳ではない。会う事が出来ない……今はもう
「もういいだろ」
"もういいだろ" 以前にも……私は以前にも言われた。何だこれ??デジャヴか?
違う。
私はざっと周りを見渡す
そうか学校、ここは学校の教室か。小学校じゃない。中学校、ここは某中学校だ。
そして周りの生徒達からの冷たい視線、その白い眼が私、ムツリに注がれる。
なんだよ、またかよ。
もういいだろ、どうして今更??さっきまでは小学生。そして今回は中学校……どうして??進んでいるのか?
そしてこの後私はこの視線に絶えきれずこの教室、教室を出るんだ。出るんだ、アイツに会うために。
だけどアイツは……アイツも、アイツは既にもう
あれ!?おかしい?前回は俯観……だったはず、なのに今回は……主観?
なんで??どうして?
クソ!!でも、だけどこのまま居ても仕方ない
アイツに会いに行けってか??行くのか?
もう解ってんだよ!!解ってんだよこの先が、この先に起きる、言われる事が。
そして私は、ムツリはこの教室から出た。私、ムツリの今の容姿は中坊の容姿だ??ソレか?
そうさベトロイヤーは……裏切り者は私さ
先に……初めに裏切ったのは私さ。本当に??本当に私なのか。私……だったのか?
誰か教えてくれよ……おしえて




