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ジェイ……J 12の柱  作者: トモミ
41/69

41·薔薇色の日々……2

 そこは 見てくれの悪い雪化粧の どこか寂しさ吹きすさぶ町並みでした。


 「ネコ!?おい!猫柳!」

おい?あ……どこ行った?ネコ……


でも そうだ 此処(ココ)は私がいた、私ムツリが昔住んでたあの町。


そして


あれは!!学校とは反対のこの道の先、向こうに見えるのは、向こうにいる子供、子供達。


この先、この時間の少し先トラック、青い色の2トンほどのトラックが来て子供達の隣、車道に止まるんだ。


ゴォォーー!♪

(ムツリの脇をトラックが走行する音♪)


通りすぎた。そして……止まった。


子供は3人、そうだ3人いるんだ。そして


子供2人はトラックに乗り……1人は残る?


残される。


残されたのは私だ。私が任意で残った……。


私自身の思いで残ったのか……アイツに残されたのか……どっちだったんだろうな。


あの時は何の帰りだったんだ??


冬……冬の帰り道。学校の授業じゃない。なら何の帰りだった?


そうだ、スケートだ。アイススケート、フィギュアスケートじゃない。そんな洒落(シャレ)た物この町には無い。


スピードスケートよね。私はフィギュアスケートがやりたかったのに。


でだ よね、スケートの帰り。


そして


アイツとアイツの家は近所。私の家の


距離は……距離は2人共 私の家から100mも離れてない。そしてあの時 私には帰りの途中用事は無い


何となく思ってたんだ。認めたくなかったのか、見て見ない振りしてたのね。私……


でもこの時初め……思ったのよ……


アイツは友達じゃぁーない!!


不思議……当たり前に涙は出なかった。


そして 今見ているあの女の子は私……


「ムツリさん……」……


……


「ネコ……」……「見てたのね……」……


忘れたと思ってた。


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