40·薔薇色の日々……
トンネルを脱けたら其処は……
「ムツリさん其れ~アレ~ですよね~……」
そう……猫の、猫柳が言うアレ。
だって……どう話しを切り出せば良いか……ね~……
しかし此処、前回からの暗闇から私達は脱けて来たのか。
明るい?
何処だ此処は??知ってる?それとも……
一時か見た??一時かの街並み……風景か……
ネコは知ってるのか?聞いてみるか?
「なぁ~……ネコ、此処知ってる??か?」
夜明け?いや……夕方、黄昏時か……。しかし私は知ってる?様な……この道、路……
「僕……私は知りません。それは……此処が……」
ん??ネコ……何だろ~な?
そうなんだよ……何か私 此処知ってる気がするんだよな。何でか??デジャブか?
そうして周りを見渡した私は
道……歩道か、私が立っている場所は。して……歩道右手には車道、片側1車線の……多分だが。何故?多分か。それは雪が……雪が降り、積もったからだろう。
その歩道……車道は雪を掻き分けてだ……跡があるから。
そして左にあるこの建物……何か見たことあるんだよな~。××会館……会館??
そして後ろを見た時、思い出した??解った?
学校!?『成光小学校!!』
「そんな!?馬……な!」
(私ムツリは、そんな馬鹿なとは言わない)
(言えなかった)
だから
「ネコ!私は過去に来たのか!?」
そうなのか??人間は死んだら過去に行くのか?……んな(そんな)……かな……




