4·妖精さんを助けろ その3
「Libra様」お願い!、このまま行かせて!
ママ、お母さん……何時から?かわからないけどお母さんがいた、お母さんがいてくれたの。
ずっと、ずっとこのままだと思ってたの、皆、みんなといっしょ!ずっと一緒に楽しく。
でも、だけどここから先、ここから先からなの……
この道の先に御天道様が見えているのに。
とてもとても遠いいの、 御天道様もそう。
お母さん、お母さんに会いたいよぉ。
僕は、僕達はわからなかったの?知らなかったの?
この、この水溜(湖)にいればメダカさんやザリガニさん達と一緒に遊んで……。
「僕達は凄いんだ!スゴイいんだ!」
そう思っていても……
ここから出るのが、こ、恐くて。でも、そんなこと信じたくなくて……。
お母さんの事を思う、思い出すと涙、涙、僕の目から(涙)が出てきてしまうの。
僕、僕だけじゃなくてみんな、僕達みんな泣いているの、恐くて寂しくて苦しいよ……
「お母さん、何処へ行っちゃったの?」
会いたいよママ(妖精は涙を)
ー 妖精
そんな妖精達の黄昏?の、日々は過ぎていった。
そんな、そんなある日のこと。
「ヒグ、シクシク……」
(妖精達の涙わ流し続けてる)
独りの妖精の女の子(僕っ娘)が、湖のほとりで泣いていました。
するとそこへ!パチパチパチパチ♪!
何と不思議な事が起こりました!?。妖精の少し離れた(6mくらい)ところに、黒い何か?穴の様なモノが現れたのです。
※ 黒い穴?何か映画ターミネーターが登場する時のあの感じの黒いCG的なのを想像でお願い!
と、(黒い穴)ソコ?から。
「あぁーれぇー」、ビューーン!?
猫!?猫です!黒猫です!
黒猫が飛び出て来ました!
そんな事ですから妖精の女の子は。
「キャーー!!」
と、一目散にその場所から逃げることのしたのです。
その時、その時、妖精の女の子は知らなかったのです。
もう一人の存在を、中年ヤンキー女の存在を……
ー 時は数時間ほど経ち。
「ねえリン、リンが言っていたのって、あの毛むくじゃら?」
可愛く、小さき者の1人がそ~訪ねるのが
「う、うん、そうだよ。で、でも?あの大きなオバケはいなかったよ」
もう1人の、可愛く小さき者がそう返す。
大きなオバケ?大きなオバケとは?
それは多分中年ヤンキーのことでしょう。
「ん!ならリンが見てきてあげる!」
「は!え?ダメだよ!危ないよーリン!」
そして
「だーい丈夫だってリン!リンはそこに隠れていて!!」
ちなみに妖精達の名前は全員リンな訳ですが……
その理由は後ほど……
して、背中に羽を持ち、空を飛ぶことの出来る妖精のもう1人の女の子は、猫とヤンキーとの程よく間隔を保ちつつ、観察すること……
観察すること、あいやしばらく。
大きなオバケ(ヤンキー)は妖精の女の子に向かって手をあげた?振った?
(「お~い」ってな感じで!)
は!?気づかれちゃった!と、その時
「どうしたの~?リンちゃん」
は!あ!ザリガニさん
(良かったと思う妖精)
湖のザリガニさんが、リンちゃんを心配して声をかけてくれたのです。
「ざ、ザリガニのおじさん!あの大きなオバケのこと知ってる?後、あの毛むくじゃら」。
そして
「ん?んん?」
ザリガニさんはリンちゃんに言われて
それを見ると?
妖精、登場させたはいいけど……イメージぜんぜん湧かなかった(駄目だ私……)
「Libra様」の
「湖面の妖精」と「テンカーベル」しかイメージないのです(トホホです)
その……ちなみに妖精達の母親は「Libra様」なんですが……ごめんなさい。