表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ジェイ……J 12の柱  作者: トモミ
38/69

38·the ハード、その3、ネコ

 点々々……


 真っ暗で、まっくらだ。

 此処は何処でしょうか?目を開けても閉じても真っ暗です。


 夢??

 ゆめですか??夢でしょうか?


 夢なのでしょうか?夢だとしたら一時(イツ)眠ったのでしょう?


 ーーー


 「夢じゃありませんよぉ~ムツリさん。ムツリさん夢じゃありません」


 誰だか聞き覚えある声だね。誰だっけ?

 この、いかにも小物風情な声。例えるならチビ太……

 みたいな。


 「んな!!失礼?な」。

 「なにがチビ太ですか!私は猫柳、貴女の先輩上司にあたるネコの猫柳先輩ですよ」……


 ネコやなぎぃ~……。

 そぉ~いえばぁぁいたなぁ~そんな奴……


 「でっ!!人の心の声を読むんじゃない!」


 「でもぉ~中々起きないから……」。

 「目を開けたまま眠るなんて器用な緒方だ貴女は」

 あれ!んあれぇ~?

 回りは真っ暗なのにこのネコ、このネコはハッキリ見えるよ!?何で?


 「あぁ~……あ、貴女はつまり死にそうなんですよね、何て言うか……瀕死……」「みたいな……」


 「え!?死ぬの?私?」

 38話始まって。いきなり何で!?


 「そうですねぇ~それなんですが。あの場所で~て、セントラルパーク……ニューヨークの。その場所でムツリさんと白烏さん爆弾解体?処理してましたよね」


 ん??


 あ??…….

 「ん?あぁ~……あ!そうかも……」

 なんとなく思い出してきたかな。


 「でぇ~はっきり言ってぶっちゃけ、失敗したんですよ。爆弾処理……覚えてます??ムツリさん?」


 「あ!!あ~……そうかも!」


 「で~その衝撃、爆発の。破片やら何やらでムツリさんの身体のあちこちが~……スプラッター?みたいな~、で、ムツリさんの意識も今はショック状態な、みたいな」


 みたいな…….

 [みたいな]多いなネコ……猫柳パイセン。


 「で……死んだのか私。めでたく亜の世か此処は」

 ふぅ~…….自生の句言ってみたかったなぁぁ~~,。



 「だから違いますって。解らない女性(ヒト)だなぁ~貴女は」


 なんかこのネコ……腹立ってきたな……。


 「回りクドイんだよネコは。もっと簡潔に言えや!!大体何でオマエがいるんだよ?」


 真っ暗だし、ネコだけ??ん?私もか!

 私の身体もはっきり見える!腕とか手とか、私の。


 「んん……何て言えばいいのかな。此処はいわゆる亜の世と此の世の境……中間的な、て……的な」。


 あぁ~そうかぁ……


 「なるほどな!生きてもないし死んでもない。

そう言う事な。初めからそういう感じに言えば良いんだよ!ネコが!」


 ん??だとしても何でネコが此処に居るんだ?


 「何でネコは此処に来れたんだ?」


 「それはぁ~……」

 「それは!?」


 「まあ、ネコっていうのは昔から亜の世と此の世を行き来できる、そう言うことになってますから」


 ん??んん?……マジで!?


「まあ詳しい事は[さち様]とか[Libra様]とかに聞いてください……」


 いや……


 ※ いや!![さち様]と[Libra様]の存在、これだけ読んでる読者様方々わからんから!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ