35·暗殺者その結末
ゼ!ゼハ~……(息切れしてます)
此処で良いのか……ホントに?そう、此処は某ホテルの地下洗濯場所、ランドリーとも言うのかな。
「おい、着いたな」
「はい、ご苦労様です」
スニーキングミッション、正にスニーキングミッションだった。此れ、この拳銃H&Kの方が良かったんじゃないのか?とある暗殺者からの隠れながらの逃走、マジ半端ねえは
「で、本来目的の場所には行かないのよな?」
「はい、そうです」
本来この……連れてきた女性が向かうべき場所、この女性の自宅だったかな
「で、結局別の部屋に居た連中は死だの?」
「はい、もうお亡くなりになられてます」
何だっけ?CIAかKGBかな?
「アメリカは何でもCIAだな」
「いえ、今回は違います」
ん!違う?
「なら何処なん?ムジナ原ちゃん……」
そう、この娘は今でこそ女の子の姿をしているけど本当の姿はタヌキ
「インターポール、国際警察です」
「あ!あのゲニゲバ警部の、国際警部ね~偉そうに……」
ま!死んじまったらそれまでだな、あ!忘れてた、この女性
「あの……立てます?」
言葉の問題は解決済み、翻訳機あるから。
「あ……あの私、これからどうなるんですか?」
う~ん、少しはマトモに話できるかな、それにしてもホントにキャリー·アンに似てる……この女性
「あ~大丈夫、取って食おうとしてる訳じゃないから、あ~日本の慣用句わからんか……大丈夫だから」
「はぁ……」
しかしこれからどうすんだろ?私もそれが知りたい
「ムジナちゃん、どうすんの?」
こんな洗濯場所で。
「はい、ではこのドラム式洗濯機型、楽しい世界に行けるマッシ~ンの中に入ってください」
「は?」何?なんて言ったコイツ……
「ムジナちゃん、もう一度お願い、言って」
「はい、この洗濯機型式楽しい世界に行けるマッシ~ンにですね……」……
デロリアンでいいじゃん、て、忘れてた。
今回、私'それ'で来たんじゃなかったは。
でも何でこの洗濯機、異世界移動に採用するかな~
……後で総務の……課に文句言お!
言いずらいな~……この女性に
「AA申し訳ないんだけど、その……入ってくれますかね……ハハ……」
思わず変な笑いが出ちゃた
「え!?何処に……ですか?」
だよね~……普通はそう思うよね、アメリカ人でも。
いやアメリカ人なら尚更か……
「あ、ヤバい!」
ん?どうした?
「どうした?ムジナちゃん」
「いえ、レーダーの色が警戒色に……その暗殺者、
ワズキが接近して来てます」
え、暗殺者!て、名前ワズキってんだ。
「ヤバいじゃん!」も~こうなったら!
「早く入って!速く早く!……」
多少強引でもいい、死ぬよりはマシよ!
「え!?ええー!……」
そして、無事私達2人と1匹はその場所、世界から脱出帰還?したのだった。
このマシン、内部にスイッチあるんだ。




