31·暗殺者その2
アメリカ合衆国カリフォルニア州の……やっぱり此処ロス、ロサンゼルスなのかな、何か違うような……
またホテル、何かユニバーサル的な……ホテル、何でホテル?此処にそのターゲ……目的の人がいるのか?いるのか。
だけどそのハッカー?だっけ、クラっキングだからクラッカーか。実際どうやってそんな犯罪者見つけるのかな?市役所?戸籍とか?……無理じゃねっ!しかも此処異国の地だし……
「ま~それは姉さん、フィクション特有のそれ、ハッタリ噛まして的な扱いで皆さんに後付けで」
あ~また、誰だよお前?魚か、魚なのか!?
「今回は私1人だけだと思ったは、で、お前も魚か?」
「いえ、姉さん違います、僕は狸のムジナ原と言います」
ふ~んムジナか、狸もムジナも変わらないだろ。
でだ
「此処2階なんだな、ねえムジナ原君'これ'本当は誰か別の人やるんじゃないの?」
'これ、この仕事'暗殺……
「う~ん、それはその……そんな事僕に言われましても、何か〆切がどうとかうるさいみたいなんで、とりあえず強行突破的な……?」
え?は?
「そう……そうとしか言えなくは……ないか」
だがしかしか、クラッカーが侵入したコンピューターの足跡?後を追うには……何だったかな?
何か'それ'専用のデバイス、何だよデバイスって!付属品とか機械でいいじゃん!アナログ人間には難しいんだよ。
でも'それ'デバイスが必要なんだよな.もしくは専門的な知識?か、今回はどっちかな?
「な……そのクラッカー?ん、ハッカーでいいや、そのハッカーどうやって見つけたんだ?」
本当にどうやって?
「それはその……CIAとかペンタゴンのコンピューターに侵入……調べて」
いまムジナ原侵入とか言ったよな。
「お前も同じじゃねえか、やってる事」
やってる事、犯罪じゃねえか!
「ちっ、違いますよ旦那!ちゃんとクライアントの了承得てますから!」
な~にがクライアントだ、格好付けやがって狸が。
あ……だけど今何か、何か腹減ってきたな。
お!「な~ムジナ原君、とりあえずこのフルーツ食わねえか、せっかく部屋に置いてあるんだし!」
よくホテルの部屋に置いてあるよね!フルーツ盛り合わせ的なヤツが、私コレ好きなん!
「そうですね、まだ時間あるし……それでは」
ー 次回へ




