18·世界のっ!社会科見学っ!!
バシュルルルぅぅぅーーー!!♪
(あの……有名な乗り物の走行音っ!)
「すっごぉぉーーいっ!」
アタシッ!生きていた頃の事、あまり覚えてないんだけど今っとってもスゴイ!
でも何だろ?あれー、とっても高い建物が見えるんだよ、確かあれビルってやつなのかなぁ?
そんな事を驚いたり思って、ふと……
「さあ着いたわ、ユウコちゃん」
そうオバさ!改めお姉ちゃんが言って
「お姉ちゃんスゴイね、これぇーお姉ちゃんコレ作った人知ってる?」
と、アタシはお姉ちゃんに言った。お姉ちゃんは、おばちゃんと言ったら苦しくなるんだって、だからおばちゃんって言わないの、アタシ。不思議だなあ?病気なのかな?おば……
そしたら今お姉ちゃんは
「あ……コレ~確か、都庁じゃないんだけど……都庁だとしたら、た……丹下、×平ぇ……だったかな~……」
違います、丹下×ぞう氏です。東京都庁はです。×平氏の方は'明日の……あすに向かって……
と、お空の何処かで誰かが突っ込みました。
話しの戻ります。
そして、アタシはお姉ちゃんに付き添われてそのビルの屋内に入ります。
その屋内のどこかの広い?部屋まで来たアタシ達2人は、その応接室って部屋で少しだけ待つことになりました、待つ?
その間お姉ちゃんは
「……でね~ユウコちゃん、聞いてる?そのオッサンさ~……」
と、お姉ちゃんがアタシに何か?ボヤいているのを聞いてました、お姉ちゃんも大変なんだな~。
そんなこんな時間があっという間に過ぎて、その待っていた人?が来ました。
と、お婆ちゃんだ。でも誰のお婆ちゃんかな?
そしたら
「初めましてユウコ、ユウコの祖母、お婆ちゃんって言った方が良いかな!」
なんと!アタシのお婆ちゃんでした。
不思議です、とても不思議です。
んーとね、結局アタシはここに居ることのなりました。大人の言い方だと、結論から言うとなんだって。
アタシの今は精霊なんだって、前はね、前まではオバケ、幽霊だったんだよ。
でね、なんだかな?天国と此処、ラギリスってところに居るかをお婆ちゃん達に聞かれて、それで天国にはまた今度行くことにしたんだ!
[異世界の世界名は'ラ·ギリス'でした]
また明日、また明日から見学です。
社会科見学か~……もう忘れちゃたな、たしか学校ってところで行ったような?
ま~いいや、アタシはお姉ちゃんと一緒に住むことになったから、何か眠たくなってきた、また明日ね
翌日のユウコちゃんの社会科見学当日
「おはようございますユウコちゃん、ようこそいらっしゃいました、我が社ギョギョギョ·エンタープライズへ!歓迎いたします!」
朝の挨拶をされた!だから
「おはようございますっ!」
エヘヘッ!アタシ、歓迎されちった!
「はいっ!ユウコちゃん、とても良い朝のご挨拶です!」
アタシ、おじさんに誉められちった!そして隣にいるお姉ちゃんが
「おはようございます、それで貴方が今日ユウコちゃんを案内してくれる……デュマさん?ですか?」
おじさん?デュマさんって言うのか、外国人かな?アメリカ人?
「はい、私デュマ……アレクサンドル·デュマと申します」
アレクサ……ふにゅにゅ……デュマさん、とても日本語がお上手です、ん……お姉ちゃんが
「何かどっかで聞いたことあるなぁ……魚じゃないわよねぇ?」
お姉ちゃん……さかな?
「あはは、ムツリさんですね、ムツリさん、おかしな事を言いますね、私は魚ではないですよ!」
それでもお姉ちゃんは
「んん……デュマ、デュマ、デュマ?」
デュマ?
「あっ!アレクサンドル·デュマっ!!」
「夢冒険っ!!」
デュマさんは冒険家?
「はは、サスガ日本の緒方!」
アレクサンドル·デュマさんとは?
ー 三銃士の著者で、数年前日本のアニメで放映のさいの主題歌が……夢冒険。
この物語のヒドイン、ムツリは観ていたのかな。
次回 ユウコちゃんの社会科見学の続き。




