17·閑話♪恋と愛♡
◆ 原作 「湖面の妖精」
著 Libra様
参考文書 「妖精のいたずら」
021年 06月03日、抜粋
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00XX年……夏
今日は初めての1人の御使いっ!!
なんかドキドキするねっ!
ママがね、お母さんがねっ!
「リン、レッドならきっと出来るよっ!」って
言ってくれたの、嬉しいな!
そう、ママがね着けてくれたの!
名前、私の新しい名前。これも嬉しいなっ!
そう、私はリン。リン·レッドだよっ!
意味はね、意味はね……あれっ!なんだっけな??
忘れちった
なんか解らないけど、公認なんだって。
なんだろうね公認って?。まあいいや。
でね今日は、御使い!!お仕事なんだっ!。
え、私レッドが何をするのかって??
それはねぇぇ、これからのお楽しみっ!。
リン、[リン·レッド]
彼女は[妖精]
背中には綺麗な一筋のラインがはいった羽を持っている。
彼女レッドの母親は彼の[女神]情熱と秩序を司る"秤の女神"
彼女レッドの性格は[憂い]
でも……激情に駈られやすいのが何とも……
そこが母親としては少ーしだけ心配なのかな?
言ってしまえばリンは熱しやすく冷めやすい。
先にあるのが[心優しい]
ーーー
おっと!!そのリンは今はどうかな?
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おおっ!!およよよよよっ!
すごーい!人が人がいっぱいだあーー!!。
ここ、この場所トキ……トキオだっけ。
のぉぉ~~丸の……丸の内って所かな??多分。
あとねぇ……...
よる、夜なんだよね今。でも凄っいの!!
夜なのにピカピカッキラキラッしてるぅ!
凄いねっ!!人ってっ!。
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んん……むむ……これは~~.
これはー思ってたよりは大変そうだぞおおぉぉ。
でも私っガンバっちゃう!!
だってママにヨシヨシ(良い子·良い子)誉めてもらうんだもんっ!。
これから妖精少女リン·レッドの縁結び、恋愛成就のお仕事が始まります。
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ここは別ベクトルの東京都丸の内。
時間は……時間は、世のレディやサラリーマン達が会社帰りの飲みの一次会が終わり、二次会、バラけての時間帯でしょう。
んんん………むむむ...あの人かな??
それともあの人かなあぁ……あっ!!見つけた!
あの人だっ!!きっとあの人に間違い無いっ!。
どうやらレッドはお目当ての人を見つける事が無事出来たみたいです。
ちなみに妖精達の姿は普通の人間には見えません。
例外はありますが、子供、人間の子供には時々見えてしまいます。まっ、お約束です!
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こそこそ、こそこそ(隠れ隠れ)
レッドは……しなくてもいいコソコソ仕草をしています。でも、なんか可愛いです。
あの人、あの人がこの建物に入っていったわ。
建物の中は、なんかコショコショ、シンシンしてるぅぅ
なんか静かだけど楽しそう!。あと、建物の中の人達の心、ポカポカしてる。
妖精達は無意識に人間の[心]の温度、色を多少感じます。……思想までは解りません。
いたっ!座ってる。
あの人、オトコ、人の漢って種類の方だ。
んんん………...
近く、隣に人、違う人が居る。あれはオンナ、女って種類の方ね!。
私って凄い!!見ただけで漢か女か解るもんね!
...
多分、端から見たらソレが出来なきゃ困りますよって。漢と漢をくっ付けられたら困ります。
ま~~……別の意味で良い場合はありますが。
それではレッドの本領発揮のお時間です!
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そして主観はかわる。
もしも時間を戻せたのなら。
ずっと、ずっと前から誘いたかった。彼女を。
今はもう……こういう所でしか見ないレトロな照明。
その優しい灯り。
落ち着くこのカウンター席で彼女は
彼女はそう、彼女の付き合っている彼から貰った物だろうペンダントをうつむき見ている。
表情は……。
うっ!(寂しい?)僕はそう思った。
その瞬間。でも、だけど何だろう??
落ち着く……。
そして何だろう??
灯りがいつもより"優しく"おもえるのは?
[ガンバってっ!]
???
ドキッ!!い!いま僕の心が誰かに……って!!
て??
そして僕は不思議と落ち着いた。
...
ああ……ここまで減ってた。
このグラスの中のジン。
彼女のグラスのクランベリーのカクテルは。
グラスの中のカクテルの量、それだけが僕に残された彼女との時間。その間だけは、キミは……。
[もう少し良いよ……でも]
ん??いま誰かに?、でも?
話題が、会話が……彼女との話せる時間が。
そうして彼女は、彼女が付き合っている彼の話しを続けて。もう何度目。
僕は、僕は[彼女の事]を彼女自身に起きた話しを聞きたい
こんな話しを続けられるくらいならと...
僕はタバコに手を、その!またっ!なんだろう?
[聞いてあげて。今は辛いけど大丈夫、きっと大丈夫だから!]
それから時間は静かに、静かに…….
彼女の心のグラスはもう満たされている.
でも僕の!!僕の!
[必ず、必ず"幸せ"は奇跡は来るよっ!!]
ーーー
3年後
いま思うと僕は
僕に起きたあの夜の、あの心境の変化は誰の??
妖精の仕業だったのかな。
その僕は、彼の心にあの夜響いた……声
[必ず、必ず"幸せ"は奇跡は来る!]
あの夜の、半年と言わず僕に"幸せ"が来訪して
良いパートナーと、その後の家族、ファミリーといえ奇跡を。
そう……そのシアワセ、キセキを
ー
そんなお節介お仕事の
妖精少女リン·レッドのお話し。
どうでしょう?




