13·見つけてあげよう!その4
時は黄昏時、ここは異世界?公園前、公園?
私が、今まで見ていた世界っていったい何なん?
「で~ドラゴン先輩、本当に幽霊?いる?」
「え~確かぁ子供、女の子のはず……」
「はぁ~やっぱり……」。
私がぁ~私が初めに思っていた物、異世界物とは何かぁ~違うなぁ~。
だってぇ~令嬢とか、あのぉ~逆ハーとかさぁ、望んでたん!。はぁ~(ため息すら出るわ)
ホラァ~は~望んでなかったなぁ。
そんな事を思っていたら、ドラゴン先輩が。
「あの娘ですね、あの植え込みの陰にいる」
あの植え込み……。
「はぁ~どこぉ~んん?アレかな?」
何か?視ずらいな、確かに言われてみれば人、女の子ぉ~が、何か薄っすいなあぁ~影が。
女の子の身体から、遠くの景色が透けて見えるぞ。
だけど、私もヤラれっ放しじゃー私もなぁ~幽霊に驚かされるじゃ無くて
逆に驚かしてぇ~(ふふっ含み笑いが漏れる)
して私ムツリは、そろ~り、そろ~り……その幽霊の女の子に……!
スニーキングミッションじゃいっ!
そして
'その幽霊'の女の子の肩を軽く、とんとん!
ー
「みぃつけた!」……言ってやった!
幽霊、女の子は振り返った。その女の子の顔から何か、悲しげな……寂しげなっ!なぜ!?
ヤバいヤバいヤバいヤバいヤバいヤバい×10
やっべ~幽霊、可愛い、可愛いけど、泣きそうじゃん!えっ?泣かせちゃったの?私が、幽霊だけどその女の子を……年下だろう私より多分……。
「みつかっちゃった!」
その直後でした、私ムツリがそう聞こえたのは。
その幽霊の女の子が笑顔に
笑顔になった瞬間っ!
ピカッ!
ピッカァー!!(光り輝く!)
女の子の身体が光り輝いた!
え!何?んもっー知らねぇ、ワケわからん
そうして
ん、お、やっと目が慣れてした、なので、今起きた謎の発光の事をドラゴン先輩に聞いてみた。
「ねえドラゴン先輩、今、この娘光ったんだけど、何なん?今もハッキリ光ってん!」
と、ドラゴン先輩が私の問に返す前に。
「おばちゃんとおじちゃんは誰?」
(ニッコリ笑顔なのは幽霊女の子)
オ、お、おばちゃん……この私がっ!
(ムツリは謎の女の子から痛恨のダメージを!)
おねぇさん……じゃ~ないわよねぇ~私。
確かに、確かに……さん、3じ、じゅ、う……は。
だから、私は少し八つ当たり気味に
「おいドラゴン、これで少女"誘拐"てなら冗談にもならないからな、して、この後どうすん?」
「はい、今回はストリートキッズの保護な訳ですから、このままこの娘に本社まで来てもらいます」
ふぅーん、えっ!ストリートキッズ!?
幽霊の女の子の、ほむ……ホームレス?
何これ、社会問題がほぼ現実と変わんないじゃん!
本当、何か聞いてた話しと違っがうなぁ~……
私のラノベ的な想像と違うわ~




