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71.危険度Sランクの魔物討伐

第4部完結まで連続投稿します!

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

 危険度Sランクのジェネラルベヒーモスが三体も現れて一触即発のピンチかと思われたが、ウェルとレオンがそれぞれ一体ずつ撃破した。


 そして――


「八極気功拳【超発勁】!!!」


「二刀流【十字斬】!!」


 ズドーン!!!!!!!!


 ズハバーン!!!!!!!!


 再びテンテンとキーファの同時攻撃が炸裂する。


「グオオオオオオオオオオ……」


 森の奥で轟く咆哮。彼らを中心に、A級冒険者数十人が連携し、最後の一体のジェネラルベヒーモスを討ち倒した。


 三体のジェネラルベヒーモスを討伐したことで、残存していた魔物たちは次々と撤退。討伐は完了した。


「勝った…勝ったんだ!!」


「やったアル!!」


 冒険者たちの歓喜の叫びが森中に響く。枝葉が揺れ、戦いの衝撃で舞い上がった土埃が太陽の光に煌めく。


「ふぅ…」


 ドサッ


 俺は気が抜け、地面に座り込む。湿った土の匂いと戦闘の熱気が入り混じる。


「立てるかい?」


 手を差し伸べるレオンさん。


「ははは…ありがとうございます」


 気が抜けた姿を見られ、少しむず痒い。手を取り立ち上がる。


「凄かったよ、ウェルくん。君は本当にA+2(エープラスツー)の冒険者なのかい?」


 一瞬とはいえ、危険度Sランクの魔物を圧倒した。A+2のランクなら到底できない芸当だ。


「俺の技なんですよ。一時的に強化できるんですが、すぐにバテてしまって…」


 【魔導気】は魔力と気を融合させた、俺のオリジナル戦闘スタイルだ。


 ラーニングをベースに扱うからこそ可能なのだが、魔力と気の消費は半端なく、身体がついてこない。


 だから一瞬、膝をついてしまったのだ。


「強化魔法の一種か…。それでも強化レベルと消耗は激しそうだね」


 レオンさんは【魔導気】の弱点を即座に見抜いた。魔力と気は別物であり、両方を同時に扱うのは難しいのだ。


「ははは…そうなんですよね…。もっと強くならないと!」


 もっと強くならないと、エリスお嬢様を守れない。俺は心を引き締める。


「焦らなくても大丈夫だよ。その年齢でその実力なら、あっという間にS級冒険者を越えられる。いや、それ以上もありうる」


「え? それ以上?」


 疑問に思った瞬間――


 ドドドドドドドド!!!!!!!!


「ウェルーーーーーー!!!!!!」


 テンちゃんがダイビングして俺に抱きついた。


「ぐえ!?」


「やったアル!! アタシ! 危険度Sランクの魔物倒したアル!!」


 ヒュドラ戦では時間稼ぎが精一杯だったが、今回は数十人のA級冒険者と連携し、確実にトドメを刺すことができた。


 成長を感じさせるテンちゃん。


 そして、俺がさらに思ったのは――


 うおおおおおおおおおおおお!!!!


 テンちゃんの控えめな胸が頬に!!


 このラッキースケベ!!!!


 悪くない!!!!!!!!


 むしろ今までで一番のご褒美!!!!!!!!


 ――そんな喜びを噛み締める俺。


「レオンさん!!! 俺たちもやりました!!! 危険度Sランクのジェネラルベヒーモス、討伐完了だ!!!!」


 キーファたちも俺とレオンの元へ駆け寄る。


「素晴らしい成果だよ、キーファくん。他のみんなもよくやった」


 S級冒険者直々の言葉に、


「いやーレオンさんにそんなこと言って貰えるなんて光栄すぎですぜ!」


 照れるキーファ。レオンさんに憧れて冒険者になった彼には、何よりの喜びだ。


「さて、倒した魔物たちはギルドに戻って換金しようか」


 喜びに浸る暇はない。まだ仕事が残っている。


 倒した魔物をギルドに持ち帰り換金しなければ、労力はタダ働きとなる。


 さらに全てを持ち帰ることはできないため、一部は解体作業も必要だ。


「か〜! 解体が一番ダリィぜ!」


 キーファだけでなく、冒険者たち全員の本音だ。


「まぁ、しょうがないよう〜。タダ働きは嫌だし!」


 テリーサも、面倒な解体作業よりタダ働きの方を天秤にかければ、解体を選ぶ。


 誰もが同じ選択をするのだ。


「ははは! 私もS級冒険者になったが、解体作業は好きにはなれないね。ほら、ブツブツ文句を言っていると夕食が遅くなるぞ!」


 レオンさんも状況を理解しつつ、やらざるを得ない現実を知っている。


「あ、それなら俺が全部引き受けます!」


 俺が一言発すると、全員が注目した。


「…ありがたい申し出だけど、これだけ倒した魔物たちをウェルくん一人に任せる訳にはいかない。三百体以上はいるんだ」


 いくら便利でも、一人で全てを任せる訳にはいかないとレオンさん。


「【アイテムボックス】」


 俺は【アイテムボックス】で異空間を開き、魔物を一体ずつ放り込んでいく。


「えーーーーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?!?!?!?」


 テンちゃんを除く冒険者全員が驚愕。もちろんレオンさんも。


「俺には【アイテムボックス】があるので、解体しなくても運べます!」


 超便利な固有魔法【アイテムボックス】。冒険者なら誰もが欲しがる魔法だ。


「よっしゃーー!!!!」


「これで解体せずにすむ!!」


「う、羨ましいぞ!!!」


 ブレイブハートの冒険者たちは歓喜し、羨ましがる。


「…私もほしい…」


 ずっとクールな貴公子のレオンが、誰にも聞こえない声で真顔で漏らす。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


と思ったら


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面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。


何卒よろしくお願いいたします。

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