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501/620

501.リバースペイン(1)

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

 数分前。


 ラプラスの悪魔――第八級使徒にして、危険度SSSランクの魔物【デーモン】。

 森の奥深く、焦げた木々と裂けた大地の中で、テンテンとサヤが三メートルの巨体と対峙していた。

 空気は重く張り詰め、周囲を包む闇が、まるでこの戦いの結末を見届けようと息を潜めているようだった。


「滅魔流【魔翔一閃】!!」


 ズドン!!


 地面を強烈に踏み込み、サヤの瞬速の抜刀が閃光のように走る。

 音よりも早い一閃が、デーモンの首を正確に捉えた――。


 シュパッ!


「あっぶねぇなぁ…!」


 しかし、デーモンは紙一重でかわした。

 巨大な腕がしなるように動き、風圧で周囲の木々が一斉にしなる。


 ズザァ!!


 その隙を見逃さず、テンテンが足を滑り込ませ、背後に回り込む。

 彼女の瞳が光り、気が渦を巻く。


「八極気功拳【発勁】!!」


 テンテンの掌底が、溜め込んだ気を放ちながらデーモンの背中を撃ち抜いた。


 スカッ。


「ぐ!? これも避けるアルか!?」


 確実に捉えたはずの一撃を、デーモンはまるで背中に目があるかのように滑らかに避けた。


「今度はこっちの番か~!?」


 デーモンが口角を吊り上げ、狂気に満ちた笑みを浮かべる。

 次の瞬間、鋭い爪が閃いた。


 ガガガガガガ!!!


「ぐ!? なかなかの手練…!」


「強いアルな! でもこれぐらいどうって事ないアル!」


 ズガガ!!!


「おぉっとぉ!?!?」


 サヤとテンテンは息を合わせ、爪の連撃を見切り、流れるように捌いた。

 その一瞬、デーモンの防御が崩れ、全身に隙が生まれる。


「滅魔流【鋼魔斬閃】!!」


「八極気功拳【超発勁】!!」


 ズバン!!

 ズガン!!


「ぐおおお!?!?」


 衝撃波が森を震わせ、光と爆風が同時に走った。

 デーモンはバランスを崩し、後方の岩に叩きつけられる。


 ピタ。ピタ。


 その瞬間、デーモンはテンテンとサヤの身体に一瞬で手のひらを触れた。


 ヒューン…。


 ズガガガガガガ!!!


 岩が砕け散り、デーモンの巨体が地にめり込む。

 衝撃で土煙が舞い上がり、森全体が唸るような振動に包まれた。


「今のは手応えありでござるが…」


「…違和感があるネ…」


 サヤとテンテンは構えを解かず、警戒を強める。

 確かに攻撃は命中した。しかし――。


 ガラガラ…。


 砕けた岩の中から、再び禍々しい気配が立ち昇る。


 ズガガガガガガ!!

 ズガン!!!


 岩が真っ二つに裂け、黒い影がゆらりと立ち上がる。

 焦げ跡ひとつない皮膚。紅い瞳だけが不気味に光った。


「…あ~痛くねぇなぁ…全然痛くねぇよー!!! もっと本気で来いや!!」


 デーモンは無傷だった。

 その声には痛みも恐怖もなく、ただ狂気だけが宿っている。

 テンテンとサヤを挑発するように、舌なめずりをする。


「…このままでは埒が明かないでござる」


「…お望み通り本気で行くネ!」


 ザッ…。


 2人は同時に構えた。

 大地が微かに震え、周囲の木々が風圧で軋む。


「竜気…解放…!!」


「仙気…解放…!!」


 ズァァァァ!!!


 竜気と仙気――二つの力が空間を歪める。

 光と闇が交錯し、地面がひび割れ、空気が爆ぜた。

 だが、その力の高まりこそが――彼女たちの敗北の引き金となるのだった。

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