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452/620

452.人類最強の傭兵 VS 危険度SSSランクの魔物(7)

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

「さっきは油断した!! 奇跡は二度と起こらんとしれぇぇ!!!」


 ゴゴゴゴゴゴゴ…!


 アモスデウスがそういうと、ヘドロの津波は、空へ浮かんで巨大な球体となって、ドナーに落ちてくる。

 まるでアルテナさんが落とした隕石のようだ。


「【黒星落とし(くろぼしおとし)】!!」


 アモスデウスの叫びが響いた瞬間、闇の球体が落下を開始する。大地が震え、砂が舞い上がった。


「雷竜拳【昇天】!!」


 ズドーン!!!


 ドナーは拳を下から突き上げ、巨大な球体をアッパーで受け止めた。

 衝撃波が周囲を薙ぎ払い、風が砂塵を巻き上げる。


 ピシピシッ!!


 ズガーン!!


 球体にヒビが入り、そのまま爆発的に砕け散る。


 シャキーン!!


 だが、破片は空中で形を変え、すべて鋭利な槍へと変形した。まるで意思を持つように、ドナーへ殺到する。


「雷竜拳【闘踊(とうぶ)】!!!」


 ズガガガガガガガ!!!


 ドナーの体が雷のように舞った。

 その動きは一撃ごとに閃光を放ち、突き刺さろうとする槍を一瞬で粉砕していく。

 雷鳴とともに破片が飛び散り、地面を焼いた。


「…くそ…!? 来るか!」


 アモスデウスが眉をひそめ、ドナーの視線を感じ取る。


 ゴゴゴゴゴゴゴ…!!


「【悪魔の壁】!!!」


 地面のヘドロがうねり上がり、木々を飲み込みながら巨大な黒い壁を形成していく。

 表面は硬化し、見る間に空を覆うほどの高さへと成長した。


「壊せるもんなら壊してみろ! さっきよりも数倍硬いぞ!!」


 アモスデウスが勝ち誇ったように笑う。

 その目には焦りと恐れが混ざっていた。


「雷竜拳…」


 バリバリバリバリッ!!


 ドナーの体から放電が走り、辺り一帯に雷光が走る。

 黄色い閃光が空を裂き、焦げた匂いが漂った。


「【撃裂】!!」


 パリッ!!


 ズドーン!!!


 稲妻のような加速。ドナーが雷をまとって空を蹴り、頭突きを叩き込んだ。。


 バリバリバリバリッ!!


 ピシピシピシピシピシピシッ!!


 凄まじい衝撃音とともに、、光が亀裂を走ったかと思うと――。


「ば…ばかな!?!?」


 アモスデウスが叫ぶ間もなく。


 ドゴーン!!!


 壁は粉々に砕け散り、衝撃波が周囲の岩を吹き飛ばす。

 ドナーは瓦礫を突き抜け、アモスデウスに一直線に突進した。


 ヒュン!!


 しかし、アモスデウスは間一髪で身を翻し、攻撃を回避する。


「殺意の視線を感知できる限り速さはムダだ!!」


 そう叫んで勝ち誇ったように笑ったその瞬間――。


 パリッ…!


「ん? 雷?」


 バリバリバリバリッ!!


「ぎゃあああああああああ!!!」


 ドナーが通過した軌跡に、雷が残っていた。

 その電撃がアモスデウスの全身を貫く。

 皮膚が焦げ、煙が上がった。


「ぐっ…雷に意思がねぇから…感知できねぇぇ!!」


 殺意の視線――それは相手の“意志ある殺気”を読み取る能力。

 だが、【ただそこにある雷】には意思も感情もない。

 ゆえに、アモスデウスは避けることができなかった。

「面白かった!」


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