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427.ショタワンコ敗北

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

「魔導霊気刀に超級闇魔法【シュヴァルツインフェルノ】

 超級雷魔法【カルネージミネルヴァ】エンチャント!」


 ズズズ…。


 バリバリ!


 刀が禍々しいオーラと雷に包まれ、森の薄暗い木漏れ日を裂くように輝いた。空気が焦げるような熱を帯びる。


「深淵の闇魔法【アビスセイム】【鋼魔斬閃(こうまざんせん)】【迅剣】同時発動!」


 一瞬だけ固有魔法【ドルジェ】と深淵の闇魔法【アビスセイム】を併用する。雷光が体表を這い、闇の瘴気が全身を覆った。


雷淵(らいえん)の戦法!!! 【闇夜の獄雷迅閃(やみよのごくらいじんせん)】!!」


 ズババババババ!!!!


「ぐおおおおおおお!?!?」


 雷淵の戦法【闇夜の獄雷迅閃】——超雷速で無数の雷と黒炎の斬撃を与える大技。


 シュラムは身体をアダマンタイトにする間もなく、空中で細切れになった。雷光と黒い瘴気が弾け、飛び散る肉片に炎と雷が絡みつく。


 ゴオオオオ!! バリバリ!!


 さらに追加効果でシュラムの一片一片に黒い炎と雷がまとわりつき、断続的にダメージを与え続ける。


 ピシピシ…バキン!!


 そして、魔導霊気刀は耐えきれず砕け散った。


「ぐぁ…!」


 シュン…!


 俺はドルジェもアビスセイムも即座に解除したが、風魔法【エアウォーク】が使えないほど魔力が枯渇し、空から落下する身体。


 ヒューン。


 ガサガサ!!


 運良く木々の枝がクッションとなり、俺を受け止めた。枝が折れ、葉が舞い落ちる。


「こ…これで…倒せないと…」


 魔力が尽き、ほとんど体を動かせない。気を抜けばそのまま意識を失いそうだ。


 だが現実はさらに残酷だった。


 ぐじゅぐじゅ!!


 切断されたシュラムの肉片から、黒い触手がダンジョンコアの中心からいくつも伸びてきた。


 ぐじゅぐじゅ!!


 その触手は【シュヴァルツインフェルノ】と【カルネージミネルヴァ】を吸収し、肉片にまとわりついた黒い炎と雷を消し去る。


 ガシッ!! ぐちゃぐちゃ…!


 触手はバラバラになった肉片を引き寄せ、ゆっくりと人型に再生させる。空中でシュラムの身体がみるみる元に戻っていく。


 ぐじゅぐじゅ!


 完全に元の姿となり、俺が斬りつけた刀傷さえ消えていく。


「…ウソ…だろ…」


 絶望的だった。細切れにしても再生するとは…。魔力も尽き、もう打つ手はない。


「速さ、威力、どれも素晴らしい一撃だったぞウェル・ベルク! 強化したアダマンタイトでも防げるかどうかだ!」


 シュラムは細切れになったにも関わらず、何事もなかったかのように俺を賞賛する。


「とはいえ…一発限りの大技か…これで戦いがお終いなのは名残り惜しいが…仕方ない!」


 シュラムは、俺がもう戦える状態でないことを見抜いていた。


「お前の負けだ! ウェル・ベルク!」

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


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