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388/620

388.これで対等だ!

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

 ジョーカーの笑い声が反響し、まるで空間ごと震えているかのようだった。


「心配な~い! タネも仕掛けもないからちゃんと刺さって血がドロドロ出ちゃうよ~!」


「いやそれマジックじゃないなら!」


 タネも仕掛けもないの意味が違う。血の気が引く思いだった。


「僕の魔法に囚われたら最後~! 諦めてね~!」


 ラーニングが使えない状況では武術や剣術で対抗できるかもしれないが、俺は長年ラーニングで補ってきた。

 だが、まだ希望は残っている。


「固有魔法【カード】収納!!」


 ポン!


 俺の身動きを封じていた箱は光に包まれ、消え去った。


「えーーーーーーー!?!?!? なんで僕の固有魔法使えるのーーーーー!?!?!?」


 いつもはふざけたジョーカーも、心底驚いている様子だった。


「ラーニングの特性だ! それ以上は教えないけどな!」


 身動きは取れるようになった。しかし依然として、固有魔法【カード】以外は使えない。


「でーもー!! 進化した【クリエイティブカード】の足元も及ばないからここから出ることは出来ないよ~!?!?」


「脱出できないなら…お前を倒す!」


「ムリムリムリ~!! 付け焼き刃の魔法じゃ僕には勝てないよ~!?!?」


 やはり【カード】だけではジョーカーには勝てそうにない。だが、俺は箱を消すことで、この世界に干渉できることを確かめた。


 なら、逆に利用できる。


「【カード】により【魔法を封じた特性を収納】それによって【魔法を1つ解放】!!」


 パァ!


 カードの光が弾け、俺の周囲の空気がひび割れたように揺れる。

 これでクリエイティブカードの能力の一部を封じ、魔法を使えるようになった。


「ラーニングが使えるようになった! これでやっと対等だ!」


 【魔法を1つ解放】――そう、俺はこの世界で固有魔法【ラーニング】を解放したのだ。


 確かにクリエイティブカードの干渉範囲は限定的で、全ての能力を封じることはできない。

 しかし、俺はもともとラーニングしか使っていない。これ一つ使えれば十分だ。


「うそーーーーーーーーん!?!?!?!?」


 先ほどよりも、心底驚いている様子のジョーカー。


「そ~れ~で~も~!! 簡単に僕を倒せると思わないことだよ~? なぜならここは僕が作った世界だからね~!?!?」


 舞台の霧が渦を巻き、光がちらつき、板張りの床が不自然に揺れる。

 俺とジョーカー、二人の気配がぶつかり合うと、空気が火花のように散った。


 ウェル VS ジョーカー。


 一騎打ちが始まった。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


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