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377.黒炎雷の斬閃

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

【黒炎雷の斬閃(こくえんらいのざんせん)


 深淵の闇魔法【アビスセイム】。

 気、魔力、霊力を込めて作った【魔導霊気刀】。

 その魔導霊気刀に超級雷魔法【カルネージミネルヴァ】をエンチャントした。


 さらに追加のラーニングで、超級闇魔法【シュヴァルツインフェルノ】を斬撃に特化した鋼魔斬閃に乗せる。

 エンチャントの工夫により、超級魔法を実質的に重ねがけできるようになったのだ。


 だが、調整は極めて難しく、これ以上の組み合わせは不可能。多用もできない。

 正真正銘、渾身の一撃だ。


 ズガーーーーーーーーーン!!!


 スガガガガガガガガ!!!!


 ズドーン!!


 俺の放った強力な斬撃は、壁を突き破ると共に洞窟全体に破壊の衝撃を響かせた。


「光だ!」


 斬撃が出口を作り、外の光が差し込む。

 【アビスセイム】は消耗が激しいため、すぐに解いた。


「急ぐのじゃ!!」

「はい!」


 胃酸が迫る。急がなければならない。

 俺は再び風魔法【エアウォーク】で全力移動する。バシュッ!!


「急げ急げ!!」


 胃酸はすぐ後ろに迫るが、出口はもう目の前だ。


「うおおおおおおおおおお!!」


 脱出成功。


「出られた!!」


 長く続いた一本道をようやく抜けた。


ブシュウウウウウウ!!!!!!


「うわ! 危ない!?」


 背後から勢いよく胃酸が吹き出す。

 振り返る暇もない。だが、目に映った光景に、胃酸のことなどどうでもよくなる。


「な、なんじゃこりゃ!?」


 予測していた巨大生物――当たっていたと言えばそうだが、想像を超えていた。

 ラビリンスの都市を覆い尽くすほどの巨大な黒い物体。

 その身体には、俺たちを運んできた黒い触手が無数に生え、ところどころには長大な岩のような突起がある。


 あれが口なのか。

 吹き出した胃液は黒い身体を溶かすことなく吸い込まれていく。


「これは…魔物なのか…?」


 生物と呼べるのかは不明だが、魔物なら様々な形が存在する。


「…妾の知識でもこんな魔物の知らんのう。未知の魔物かもしれんな」


 エリスお嬢様も全ての魔物を知っているわけではない。

 だが、未知の魔物である可能性は高そうだ。

 幸い、今すぐ襲ってくる気配はない。


「あれが何か気になるか~い?」


 その時、どこからか男の声が聞こえてきた。

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


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