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332.八妖刃

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

 昔々、鎖ノ国では、【西の竜族】と【東の龍族】の二つの勢力が争っていた。

 山々を隔てた領地の境界線は、火山の噴煙や霧深い谷が自然の防壁となり、互いに簡単には侵入できない険しい地形だった。


 その争いを収めたのが現在の龍族の長、【真田(さなだ) 源龍(げんりゅう)】。

 滅龍王【ゲンリュウ】とも呼ばれるその存在は、【世界最強の剣士】でもある。


 【西の竜族】と【東の龍族】には上下関係はなく、強者には名誉と役職が与えられるという実力主義が徹底されていた。

 しかし、ゲンリュウが率いる部下たちは【西の竜族】よりも強く、自然と【東の龍族】が上位の地位を与えられるようになった。


 その最高戦力として選ばれた八人が【八妖刃(はちようじん)】。

 八妖刃はゲンリュウが教える【妖刀流】を扱うので、全員が妖刀を持ち、その力を存分に発揮することができる。


「妖刀の力を完全に引き出した状態を【覚醒】というでござる。八妖刃に入るにはそれだけでなく【龍化】も必要でござるな」


 【覚醒】――妖刀は鎖ノ国特有の魔物【妖】を材料に鍛えられる特別な刀。

 妖の力を宿した妖刀が目覚めるのが覚醒であり、これを自由に扱えなければ妖刀流の真髄には辿り着けない。


 リョウマが使った絶技も、妖刀が覚醒した状態で放つことで初めて成立する技なのだ。


 そして【龍化】――東の龍族の力であり、西では【竜化】と呼ばれる。

 角やシッポ、ウロコが体に現れ、目つきが爬虫類のように鋭くなり、戦闘能力が大幅に強化される。

 しかし未熟な心身で龍化すると暴走し、理性を失ったまま戦い続ける危険がある。竜化も同じだ。


「八妖刃は今のウェル殿よりもずっと強いでござるな」


「ウェルより強いアルか!?」


「…噂に聞いておった戦闘民族。龍族とはこれほどとはのう」


 サヤの言葉に、テンちゃんもエリスお嬢様も目を丸くする。

 俺よりずっと強い龍族が八人もいて、さらにそれを束ねる龍族の長が存在する――その想像だけで胸が高鳴る。


 【東の龍族】、【西の竜族】、滅龍王【ゲンリュウ】、【八妖刃】、【妖刀流】、【絶技】、【覚醒】、【龍化(竜化)】――鎖ノ国の歴史と戦力体系を一度に学ぶのはかなり情報量が多い。

 これだけで今日はもうお腹いっぱいだ。



 ラーニングにより習得

 【石化ブレス】

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