308.猫耳美少女と犬耳美少女の場合(3)
追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!
こちらは、ダンジョンまでの道のりでGクラスの生徒たちを【そこそこ脅かす】任務を依頼された4人の冒険者――全員人族――だ。
木々のざわめきと落ち葉の香る森の中、彼らは高い枝の上に身を隠し、奇襲のタイミングを伺っていた。
「転送魔法陣の発動を確認!」
「Gクラスの生徒たちが来たようだな」
「俺たちのクエストは【そこそこ脅かす】ぐらいだったな。今年は期待されているとはいえGクラスだから、手を抜かないとな」
「俺たちは現役の【E級冒険者】だからな」
今回の模擬クエストで雇われた冒険者は全員E級。
G級やF級では、低ランクの魔物討伐や雑用がメインだが、E級以上になると本格的な魔物討伐や危険な任務を担当する。
初級のダンジョンでさえ、E級冒険者以上が最低1人はパーティーにいないと潜れない。そのため、模擬クエストの妨害役としても十分な実力者ということだ。
「俺たちは冒険者育成学校に通わず、食い扶持を求めて冒険者をやりだしたからな! あの子たちは恵まれていて羨ましいぜ!」
彼らの年齢は18歳前後。
幼少期に親に捨てられた者。
親を殺された者。
さまざまな境遇を背負い、仕方なく冒険者となった者もいる。
「見えた!」
そのうちの1人がGクラスのパーティーを確認した。
「まだこちらには気づいていないな」
「3.2.1の合図で奇襲を仕掛けるぞ!」
森の薄暗い木々の間をのんびり歩くGクラスの生徒たちを目視し、カウントダウンを開始する。
「3」
「2」
「1」
ギュウウン!
シュバ!
「…法術【影移動】にゃ!」
「…にゃ…?」
ドガ!!
「ぐあ!?」
4人の中で一番後ろにいた冒険者の影から、ニャウンシェとアンブルが瞬時に現れた。
ニャウンシェの回し蹴りが、冒険者の頭にクリーンヒット。
ガサガサ!
ドサッ!
一人の冒険者が木の上から地面に落下する。
「な!? 背後から突然!? どうやって!?」
「アタシもいるのだー!!」
ガガガガガ!!!
「うおおおおおととと!?!? ちょっとタンマーー!!!」
E級冒険者が、ニャウンシェとアンブルの二人がかりの近接戦に押されている。
人族よりも猫族や犬族の身体能力が優れていることに加え、奇襲を狙っていたE級冒険者たちは逆に不意を突かれ、足場の悪い木の上で翻弄されることになった。
完全にこちらのペースだ。
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