251.請け負ったクラスはクセが強い
追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!
「うぉぉおおおおおおい!!! マジかよ!?!?!?」
うるさいがリーゼントがチャームポイント(?)のエイブが叫ぶ。
まぁ無理もない。見た目は13歳で、この姿になってから約1年経って14歳ということにしたが、同い年で最強と噂されるのは信じられないのだろう。
「ニャー! 信じられない!」
「腕試ししたいのだ!」
こちらの2人は仲良しのようだ。
黒髪でロングヘアーの猫族【ニャウンシェ・エイミー】と、茶髪でボブヘアーの犬族【アンブル・サーキス】。
ニャウンシェもアンブルも女性で、ニャウンシェはスレンダーなのに対し、アンブルは14歳とは思えぬ巨乳…ゴホンゴホン! どちらも剣術科志望だ。
「先生! 実力を見せてくれませんか?」
まとめ役のレスターが言うと、ほぼ全員が頷き、俺に鋭い眼差しを向けてくる。
「…わかった…訓練場に行こう。みんなの実力をこの目で確かめておきたいしな」
実力を見せなければ納得しないようだ。ここで全員の能力を把握し、個別の指導方針を立てるつもりだ。
訓練場に足を踏み入れると、まだホームルームの時間帯で誰も使っていない。木の床に光が反射し、冷たい空気が肌を撫でる。
「うぉぉおおおおおお!!! 俺様が一番乗りじゃあああああああ!!!」
エイブが金属バットを振り回しながら叫ぶ。
「一人一人相手にするつもりはない。みんな一斉にかかってきて大丈夫だ!」
効率のため、全員同時に来るように指示する。早くしないと他クラスに場所を取られるかもしれない。
「ぬああああああああにいいいいい!?!? 舐められたもんだぜえええええ!?!?」
「…一流とはいえそれはいいすぎでは…?」
「後悔してももう遅いですわ! 一斉に攻撃ですわ!」
エイブは激おこ、レスターは少しムッとし、シルヴィアはすぐに詠唱を開始。他の生徒たちも連携を取り始める。
「あたしたちを甘く見ると!」
「どうなるか教えてやるのだ!」
犬猫コンビのニャウンシェとアンブルが接近戦に入る。木刀を交え、軽快な連携で攻めてくるが、俺には当たらない。
ガッ!
俺はニャウンシェの足を引っ掛け体勢を崩す。
トン
アンブルの剣閃に合わせ、差し出す。
ドカッ!!
「わーーーなのだーー!!!」
「フニャーーーー!! 痛いニャーーー!!!」
「それ!!」
ガッ!!
アンブルも足を引っ掛けて転ばせる。
ドサッ!
「尻もちついたのだ! 痛いのだ!」
これで2人は戦闘不能。
「お前らあああああ!!!! 気合いがたりねぇええええぞおおおおお!!!」
次の攻撃で、剣術科志望のエイブが金属バットを振り回す。
剣術科志望なのにバット!?
「面白かった!」
「続きが気になる、読みたい!」
と思ったら
下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。
面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!
ブックマークもいただけると本当にうれしいです。
何卒よろしくお願いいたします。




