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213.深淵の闇魔法同士の戦い

第12章完結まで連続投稿します!

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

 ビュン!!


 ザイヤは俺の抜刀を軽々と避けた。


「魔族は接近戦が不得意なはずなのに…!」


「魔力の流れを感知すれば君の行動を先読みすることができるからね」


 俺が魔法で勝てないからと接近戦に持ち込んだのに、ザイヤは魔法で接近戦すら対処するのか。

 だが、それでも俺のほうが有利だ!


「うおおおおぉ!!」


 【アビスセイム】による強化で、俺の身体から無数の斬撃が飛び出す。

 魔導霊気状態の時より遥かに速く、威力も圧倒的だ。


 ズガガガガガガガガガ!!!


 しかし、ザイヤは再び展開した【ノワイージス】で巧みに受け流す。


「捕まえた!」


 ガシッ


 ザイヤが手首を掴んだ。


「まだだ!」


 ブゥン!


 ザイヤの足元に魔法陣が出現する。

 地面の葉や小枝が爆風で舞い上がり、周囲の光景が歪む。


「これは遅延魔法…いつの間に…! そうか…さっきむやみやたらに魔法を撃ったのは、これを仕掛けるためのカモフラージュだね」


「遅延魔法【圧縮・魔導聖霊気砲】!!」


 ズドーーーン!!!


 ジャングルのど真ん中に超強力な光の柱が突き刺さる。

 木々は爆風で粉々に砕け、煙と焦げた匂いが立ち上る。遠くからでも光の柱は視認できるほどだ。


「ぐあ…!【アビスセイム】を使っているのにこの威力…!? なぜだ!?」


「【アビスセイム】を使う前にストックしておいたからね! つまり、魔導霊気の状態で放つホーリーレスフリーだ!」


 闇属性と光属性は相殺する。

 ゆえに【アビスセイム】の状態ではホーリーレスフリーの威力は本来劣化する。

 だが、ザイヤはあらかじめ遅延魔法でストックしておいたのだ。


 ザイヤはよろめき、空から落下する。

 そして地面に着地した瞬間、また足元に魔法陣が出現した。


「な!? また遅延魔法だと!?」


「むやみやたらに魔法を撃った時に仕掛けたのはそこだ!」


ズドーン!!!


「ぐああああああああああ!!!!」


 先ほどより威力は抑えられていたが、多重魔法障壁を失い、ホーリーレスフリーで負傷した今のザイヤには十分なダメージだった。


「はぁ…はぁ…」


 ついにザイヤは膝をつき、息を切らす。

 深淵の闇魔法の効果も解除されたようだ。


「よ…よし!」


 トドメを刺そうとしたが――


「あ…あれ!?」


 俺の【アビスセイム】が解除され、地面に落下する。


「うわああああああああ!!!!」


 バキバキバキバキ!


 ズドン!!


「い…痛い…! う…動けない…!」


 ジャングルの木々に引っかかりながら落ちたおかげで尻もち程度で済んだ。

 しかし、思った以上に深淵の闇魔法の反動は大きく、動けない。


「…形成…逆転だね…」


 そう言うと、ザイヤが再び立ち上がる。

 まだ余力が残っていたのか。


 ラーニングにて習得

 上級闇魔法【ノワイージス】

 上級闇魔法【ネロデュジェイ】

「面白かった!」


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