表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

211/620

211.深淵の闇魔法【アビスセイム】

第12章完結まで連続投稿します!

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

「ウェル~。たぶんザイヤは【深淵の闇魔法】使ってるわよ~!」


「なんだって!?!?」


 魔導霊気状態はレナとの融合で成立する。

 故にレナは俺の頭の中に直接話しかけることができるのだ。


 ザイヤが【深淵の闇魔法】を使っている――!?


 みんなの話によると、【深淵の闇魔法】を使った状態の俺は、魔導霊気すらはるかに凌駕するらしい。


 とんでもないな。


 だとすれば俺も【深淵の闇魔法】を使わなければ、まともに戦うことすらできないということだ。


 それにしてもザイヤも【深淵の闇魔法】を使えるとは…。

 てっきりグリムリペアのギルドマスター【キュリア・ロザリオ】のオリジナル魔法だと思っていたのに。


 最上位の魔族なら使えるということか。


 というか――。


「なんで【深淵の闇魔法】を使ってるってわかったの?」


 俺はレナに尋ねる。


「ウェルが【深淵の闇魔法】を使うとあんな感じの顔になるからね~! あと魔力の真っ黒具合とかも~!」


「え!? 俺あんな怖い顔になるの!?」


 【深淵の闇魔法】使用中の俺の顔を見たことがなかったので、驚きが隠せない。



 数分後。



「…イメージは固まってきたかも」


 そもそもどうやって【深淵の闇魔法】を発動させるか、正確にはわかっていなかった。

 最近習得した強力な闇魔法もある。何かのヒントになるかもしれない。


 「【深淵の闇魔法】」


 黒く濁った恐ろしい顔…。

 闇属性のどろどろした嫌な感覚が全身を包む…。


 しかし――何も起こらない。


 あ、良いことを思いついた。


 「ラーニング2つ同時発動!

 【アビスキャノン】を俺に【エンチャント】!」


 上級闇魔法【アビスキャノン】。

 アビスは直訳で【深淵】。


 ならば、アビスキャノンを自身にエンチャントすれば、【深淵の闇魔法】を発動させるきっかけになるかもしれない。


 「…見えてきた!!」


 ラーニングにより、習得――

 【深淵の闇魔法【アビスセイム】】


 ズバーン!!!!!!!!


 俺を覆っていた漆黒の闇が一瞬にして裂け、辺りの森が影のように揺れ動く。


 「お! 何もしないで待ってたかいがあったね。やっと本気になったのかい?」


 闇魔法【ネロデュジェイ】で俺を閉じ込めて待っていたのか。

 ザイヤは俺の力を試したいと言っていたが、一体何のためなのか。


 いや、それよりも――。


 「凄い力だ…これが深淵の闇魔法…。いや、深淵の闇魔法【アビスセイム】か」


 おそらく、俺の顔はザイヤと同じく恐ろしい表情に変わっているだろう。

 髪も漆黒に染まり、目つきも紅色に、鋭くなっているはずだ。


 そして初めて、俺が習得した深淵の闇魔法の正式名を知ることができた。

 【アビスセイム】――魔導霊気よりも魔力の消費が桁違いだ。早く決着をつけなければ。


 「ここからが反撃だ!!」

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


と思ったら


下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。


面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!


ブックマークもいただけると本当にうれしいです。


何卒よろしくお願いいたします。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ