169.元闇ギルドの幹部ブラン
第10章完結まで連続投稿します!
追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!
一方、そのころ。
「うぉぉおおおおおアルーーーー!!!!」
ズガガガガガガガ!!!!!!!!!
魔物の大群を前に、テンテン、リーズ、ココ、エリス、ブランは必死に戦っていた。
空には煙とほこりが立ち上り、魔物の咆哮が耳をつんざく。地面は足跡と爪痕で荒れ、血の跡が点在している。
「サポートは、わたくしとエリスにおまかせあれ!」
リーズは天使の羽を広げ、柔らかな光をまとった美しい女性だ。
彼女は弓矢を持つ光の精霊【ディアーナ】を呼び出し、天高く飛ばせながら前方の敵を射抜く。
そして宙に浮く巨大な盾を持つ光の防御精霊【ディルガラ】も展開し、仲間の前衛を守っていた。
「妾たちが回復と防御をするから闘いに専念するのじゃ!!」
リーズとエリスは、光と回復の魔法で戦場を支え、テンテン、ブラン、ココは攻撃に集中する。
地面を蹴って疾走するブランの影が、敵の群れを裂いていく。
「回復と防御…これだけ連携を取れると心強いのですね」
初めて仲間との連携を体感するブラン。
闇ギルドにいた頃、仲間はただの戦力でしかなく、心のつながりは感じられなかった。
生まれてから親の顔も知らず、8年間ひたすら暗殺任務に従事してきたブラン。
竜族の血筋ゆえに、幼くして幹部級の力と従順さを兼ね備えていた。
「…戦いが…こんなに温かいなんて…初めてです」
心から繋がった仲間と共に戦う――生まれて初めての感覚だった。
「気持ちわかるアルよ! アタシも子どものころは同年代の仲間はいなかったアル!」
テンテンもまた、幼少期の過酷な日々を思い出す。だからブランの気持ちが理解できる。
「みなさんのお役に立ちたい!」
ズババババババババババ!!!
ブランは忍びの特性を活かし、高速で魔物の群れに斬り込む。
跳躍と回転を織り交ぜ、次々と敵を薙ぎ倒す。
「気合い十分アルな!! アタシも負けてられないアル!!」
テンテンは立ち止まり、静かに構えを変える。
「八極気功拳 柔の型…」
ゴオオオオオオオオオオ…。
仙気がテンテンの身体を駆け巡り、周囲の空気までも振動させる。
「【仙華乱舞】!!」
仙気を流すことで、テンテンの攻撃力と速度は飛躍的に増大。
舞うように敵を蹴散らすその姿は、まるで戦場を彩る一陣の旋風のようだ。
スガガガガガガガ!!!
その力はブランをも遥かに凌駕する。
「…私と戦ったときよりさらに洗練されていますね…。負けられません!!」
ブランもまた、負けじと立ち向かう。
「8歳に負けられないアル!!!」
勝利を譲らない14歳のテンテン。
「子どもみたいですわね」
その光景を見て、リーズが呟く。
「子どもじゃろ」
エリスが同意すると、ココは笑って言う。
「あなたたちもですよ」
ウェルとサヤがいなくても、魔物の大群をものともしないウェルパーティー。
戦場の中で、仲間たちの絆が輝きを増す。
そして――魔族と戦うサヤの方はというと。
「面白かった!」
「続きが気になる、読みたい!」
と思ったら
下にある☆☆☆☆☆から、作品への応援お願いいたします。
面白かったら星5つ、つまらなかったら星1つ、正直に感じた気持ちでもちろん大丈夫です!
ブックマークもいただけると本当にうれしいです。
何卒よろしくお願いいたします。




