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148.魔導霊気 VS 呪術

第9章完結まで連続投稿します!

追放ざまぁが読めるのは10.11話と20〜30話です!

 魔法を腐らせる。


 そんな芸当、聞いたこともなければ、想像すらできなかった。


 しかし、目の前にいる男――ナハトのギルドマスター【シュラム】は、それを現実にしている。


 攻防一体の固有魔法。いや、呪術か。


 どうすればいいのか――答えはこれしかなかった。


「レナ召喚!!」


 俺は光の上位精霊、レナを呼び出した。


「チィーーーッス! 超絶美少女精霊レナちゃん! とーーじょーーー!」


 レナを呼んだ理由は言うまでもない。


「融合ね! わかってるわよ〜!」


 ピカーー!!


 俺とレナは光に包まれ、凄まじい輝きが空間を満たす。


「【魔導霊気】!!」


 剣と魔法しか武器のない俺には、全力で叩き込むしかない。腐食を超える力を。


「氷魔法【コールドランス】!!」


 魔導霊気状態の【コールドランス】は、かつてSランクの魔物レッサーレッドドラゴンすら一撃で倒した技。


 ピキピキ――


 俺は巨大な四本の氷の槍を生成する。


 ズドーーーン!!!


 シュラムに直撃し、周囲は瞬時に氷漬けとなる。


 この威力なら…どうだ!?


シューー。


 だが、氷は腐って気体となり、シュラムの足元から溶けて消えた。


「まぁまぁだな」


 無傷。平然としている。


「ぐ! なら流動性のある魔法ならどうだ!? 雷魔法【サンダーボルト】!!」


 ズガーーーーン!!!!


 超級魔法に匹敵する雷がシュラムを包む。半径100メートルが雷で照らされた。


 しかし――


「悪いな…俺は【雷も腐らせる】ことができる」


 ノーダメージ。


 雷が腐る?初めて聞くぞ、その無茶苦茶な能力は!


「【ソラキノフ】」


 得体の知れない何かを感じ、俺は身をかわす。


「なんだ!?」


 シュラムが何かを飛ばした。それが地面に付着すると、瞬時に腐食した。


「勘がいいな。一定範囲の空気を腐食させて飛ばしたのだ」


 空気まで腐らせるとは…。遠距離攻撃も可能ということか。


 ならば直接攻撃だ。


ギュン!!


 俺はシュラムに突撃する。


「接近戦をするか…死ぬ気か?」


 死ぬ気なんかない。俺はお前を倒す!!


「ラーニング同時発動! 【剛剣】合成!! 【魔導剛霊気斬(まどうごうれいきざん)】!!」


「む!? 速い!!!」


 ズガガガガガガーン!!!!!!


 二刀流で魔導霊気を載せた高速剣技を叩き込む。シュラムは俺の動きに追随できなかった。


 しかし――


シューー…。


 俺の剣は腐食し、溶けてしまった。


「だから効かんといっているであろう」


 シュラムに触れた瞬間、連撃を繰り出す前に腐食。


「く、くそ!!」


 高速だけではダメだ。もっと鋭く、強く、斬撃を叩き込むしかない。


「もう一度あの技を!」


 倒しきれなかったが、あのピエールを追い詰めた技に改良を加えれば――。


 俺は持っていた剣を捨て、剛剣を解除した。


「アイテムボックス!!」


 土魔法【アイアンメイク】で前もって精製した刀を取り出す。魔導霊気状態で作った俺の渾身の一振り――【魔導霊気刀(まどうれいきとう)】。


 魔力、霊力、気の三つを複合した刀だ。


「ラーニングをさらに2つ同時発動!」


 再びラーニング五つ同時発動の構え。


「ウェル!!! また無茶を!!!」


 エリスお嬢様の声が叫ぶ。しかし、これで倒せなければもう手はない。


 俺は瞬時に抜刀の構えを取った。


「【鋼魔斬閃(こうまざんせん)】【ヒュドラファング】合成!! 【魔導蛇霊気・斬閃(まどうじゃれいきざんせん)】!!!」


 サヤの剣技【滅魔流】の鋭い斬撃に、ヒュドラのパワーを融合させた技。魔導霊気を纏った新技だ。


ズバーーーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!


「ぐはっ!」


ビューン!


ドガーン!!!!


 俺の渾身の斬撃はシュラムに直撃。遠くに吹き飛ばされ、姿が見えなくなるほどだ。


ピカ!


 魔導霊気が強制解除される。


「も~また無茶するんだから~」


 レナが解除してくれたようだ。


ドサッ


 俺は地面に倒れ込む。


「うぐ…身体が重い…」


 マジックポーションを飲み、何とか起き上がる。魔力、霊力、気はかなり消耗していた。


 これで倒せなければ終わりだ。


 …


 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…


 ジュウウウウウ…


 ズシーーーン!!!!


 ジュウウウウウ…


「な…なんだ!?」


 シュラムが吹っ飛ばされた方向から、巨大な何かが迫ってくる。


「な、なんか腐った臭いが漂ってきてキツいわ~」


 腐食の臭いは常に漂っていたが、今はさらに強烈だ。


 何が起きている?


 ゴゴゴゴゴゴゴゴ…


 ジュウウウウウ…


 ズシーーーン!!!!


 ジュウウウウウ…


 その正体が姿を現した。


「な…なんだこりゃ…」


 毒液のように見える、腐食して溶けた緑の液体でできた巨人――。


「はーっはっはっは!!!! かなり痛かったぞ! 衝撃を腐らせるまでいなかったのは貴様が初めてだ!!!!」


 衝撃まで腐らせる!?ほんとになんでもありだ…。


「【キョフビト】。俺が扱う最強最大の奥の手だ!」


 まずい…これ以上の技はない。


 【深淵の闇魔法】はまだ解放できない。


 どうする…?

「面白かった!」


「続きが気になる、読みたい!」


と思ったら


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