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新型コロナとうつと私

作者: SchwarzeKatze

※基本ノンフィクションですが、一部脚色をしております。


 これはきっと忘れてはいけないこと。

 だから私はあえて綴ります。

 新型コロナと私の奮闘記を……。


 私は精神的に病んでしまい、今から丁度一年前から休職をしておりました。

 復帰に向けて、二月頃からリワークを受け入れている病院を探し初めていました。とある病院で、三ヶ月の期間でリワークを行っていることを聞き、すぐに見学の日程を取り付けました。

 残念なことに、リワークは叶わず、デイケアにて入所する事になりました。

 その時からすでに突きつけられておりましたが、「新型コロナの影響で、今後の病院運営は分からない」と言われていました。

 この時はまだ事の重大さに私は気が付いていませんでした。

 対岸の火事……といった感覚でしょうか? テレビを見るのもままならない状態でしたので、新型コロナが流行しだしていると言うことだけは耳にしていました。

 そして、入所してから一ヶ月半の三月末。

 散歩コースとしていた喫茶店が、新型コロナの影響で休業してしまいました。

 この時私は、他の店が開いているからいいやぐらいにしか思っていませんでした。元々、喫茶店でしか小説を書いていなかった私だったので、ダメなら他を探せばいいぐらいにしか思っていなかったのが正直なところです。

 しかし……四月になりその状況は一変しました。

 緊急事態宣言の発令。

 これにより、多くの飲食店が休業してしまいました。

 家で小説を書くのが嫌で、散歩のついでに喫茶店に寄っていた私にとっては大打撃でした。

 家以外の休まる場所を失った。これは大きく、小説が書けなくなったどころか、精神バランスを崩してデイケアにもいけなくなりました。

 デイケアで帰りの居場所を作っていた私にとって、その居場所がなくなったことで、デイケアに通うのが辛くなってしまったのです。

 一ヶ月。

 バランスを崩したまま、現在に至ります。

 職場復帰の焦りと、私自身の居場所を失って戸惑ってしまいました。


 苦しみました。

 悩みました。

 もがきました。

 でも。

 でも。

 前を向く。


 そう決めました。

 無理はしませんが、デイケアに通える工夫をしようと思います。

 苦しいときほど前を向いて。

 そう考えが変わりました。

 私の居場所も、次からは作ると。


 自粛要請で外に出られなく、ストレスを抱えている方も沢山いらっしゃると思います。

 きっと私以上に苦しんでいる方も沢山いらっしゃると思います。

 でも。苦しさから目をそらさないでほしい。対岸の火事と思わないでほしい。

 苦しいときほど、皆、手を取り合ってほしい。

 ストレスでうつになるという話も聞きます。

 だけど。

 出来ない所から、自身に合った発散方法を見いだしてほしい。

 うつを発症した私から言えることは、本当に発散する方法が無いと参ってしまうと言うこと。

 ゲームでもいい。

 本を読むでもいい。

 歌を歌うのでもいい。

 音楽を奏でるのでもいい。

 逆にこの機会だと思って、家族との対話を増やすのもいい。


 人生って、進むだけじゃない。

 時には立ち止まってもいい。

 私は六年立ち止まったまま。

 歩き出せるようになれば、歩けばいい。


 人の記憶という物は風化していきます。

 乗り越えたのであれば当然なのかもしれません。

 ただ、後生に残せるように。

 世界は新型コロナで大きく変わりました。

 日本も大きく変わりました。

 人間はしぶといのです。

 この苦難もきっと乗り越えられるでしょう。


 私は……この苦しみは忘れてしまうと思います。

 うつという病と共に……。

 逃げなんでしょうか?

 いいえ。

 時には人間は逃げても良いと思います。

 弱い部分は皆あると思います。

 だから。

 だからこそ。

 手を取り合って。


 最後に。

 日本も世界も、元気になぁれ!!!

 早く皆も笑顔になぁれ!!!

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