とりまね、とりま
1話
「起きるのですよー」
母さんか?いや母さんにしては言葉使いが荒い。なんてことを考えながら目を覚まし起き上がった。
「ったく1週間ぶりの睡眠だっつーのにそんな俺を起こすのはどこのどいつだよ」
目の前には美少女といっても間違えではないような人が立っていた。
「驚きました?それは悪いことをしたのですぅ。」
「ああ、反省してんなら別にいいんだ。おやすみ」
まあこの際こいつがなんだっていいや。とにかく俺は眠いんだ。って
「ん?あれ?なんか声がいつもより高いな。」
そうそれはさすが美少女といえるようなかわいい声だったって今話したの俺だよな。目の前に見ず知らずの美少女が部屋にいることやそいつにいきなり起こされたことが霞む程の事に俺は感じていた。そしてそのこと気が付いたのと同時に咄嗟に手が胸のほうに行った。全国の男諸君はわかってくれるだろう。これは思春期男子としては当然のことである。誰も責めるものはいない。。そうして手を握っ・・・
「あれっ?」
さあひと揉みしようぜっの気分だった俺の右手は見事に空振りした。
「やっぱりしっかりと思春期の男子高校生なのですねぇ~。それとすいませーん。私あなたの体を女の子になんか変えてませんよっ~。」
「んっ、そ、そらそんな漫画みたいな話はな、ないよな、よし、一回落ち着こうか」
これは少女に向けて言ったのでではなく自分を冷静にさせるために言ったものだ。そう思い辺りを見渡した。ああ、そうだ俺の部屋だ。それで目の前にいるのが
「そっ、そうだよあんただれだよ。どうやてひってきたんだ。何が目的だよ。起きたら目の前に美少女とかどんなラブコメ漫画だよっ。あとなんでこんなに部屋が散らかってんだよっ。」
決して俺の部屋が百人中百人が綺麗で片づいていると言えるほどの部屋ではなかったが同年代のなかじゃあかなり片付いているほうだと思う
「って散らかってるどころじゃねーよ。さっきまで俺の家限定で地震でも起きてたのかよ。」
いつの間にか声は元に戻ってた。
「落ち着けといったのはあなたじゃないですかぁ~。まあ答えれる範囲でよければ話しましょう。散らかっている部屋ですいませんが。」
ったくいちいち感に触るやつだ。