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昔の空と夜空

作者: 久川梓紗

 夜空は明るすぎる。








 朝日よりも眩しい。







 __俺の眼がおかしいって?









 …そうかもしれない。












 ずっと、ずっと暗闇の中で住んでいたから。











 人とは少し違うのかもしれない。













 ___俺は何十年間か空を見たことがなかった。











 いつも目の前で広がっているのは漆黒の闇。











 声は響いてもそれ以外は何も響かない箱のようなところ。









 ……そんなとこないって?










 ___あるんだ。











 _____だって俺がそこに住んでいたのだから。











 時間が立っても景色は変わらなかった。









 いつも黒。










 鮮やかな色なんてものは見たことがない。











 見たかったけれど。










 見れなかったから。











 そんないつもの代わり映えのないある日。










 俺は、知らない男の人に抱きかかえられていた。









 男の人は俺が目覚めたと分かってにっこり微笑んだ。









 久しぶりに人の顔を見た。









 その人は冒険家だった。










 でも、歳が歳で今年でそれはやめる。と俺を抱えて言った。








「これからはお前を育てる。」







 とも言った。









 それから何年かその人にお世話になった。









 俺が自立できるようになったある歳、その人は他界した。







 呆気なかった。








 一瞬で動かなくなった。









 俺の周りにはあちこちで泣いてる人がいたけれど俺は悲しいとは思えなかった。








 勿論、この人には感謝をしている。








 だけど、悲しさはないんだ。









 __俺は可笑しい?








 …そうかもしれない。









 俺の周りで泣いてた人は平喘と立っている俺を見てこう言った。








「恩も何も返せない駄目(ゴミ)人。」








「感情なし」










 他にも散々言われたけど、覚えるつもりもなくてただ聞き流した。







 別に酷いことを言われたって心は痛まない。









 何も苦しくなんかない。









 何も…………。










 それでも毎日朝にはくる。









 朝は綺麗だった。









 あの人はよく朝を







「始まり・出会い」






 と呼んでいた。









 そして夕日が登る。







 あの人はこの景色を








「思い出・懐かしみ」







 と呼んでいた









 夜はたまにこう言ってた。










「別れ・悲しみ」









 だから僕には夜の空が眩しい。






 眩し過ぎる。









「亡くなった人は星になるんだ。」








 あの人はよく夜空をみてそう言った。










 眩しい。








 眩し過ぎる。









 俺は、あの人に何かしたのだろうか。









 あの人に見守ってもらえるほどのことをしたのだろうか。








 …もしかしたら俺をみて笑ってるかもしれない。








 陰口を言われてる俺をみて楽しんでるかもしれない。








 __あの人の性格からだと考えにくいけど。









 ……そうでもしてもらわないと俺は自分が嫌になってしまう。









 昔の空は何もない空だった。








 暗い空。









 なのに、今みている空は鮮やかだ。






 今の自分とは不都合なくらいに。












 ___漆黒の闇から引っ張られた俺は、鮮やかさを求めなくなった。











 貴方といられた時間はとても大切な空の思い出だから。

書かないと言いながら書いてしまっている((

けれど、二三週間来れないのは事実。

と言うことで黙って将来のための勉強して来ます。←

閲覧ありがとうございます。

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