表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

プロろーぎゅ

鏡の中へ

作者: amago.T/

全部あんたのせいだ

こんな気持ちを知ったのも、

あいつが死んだのも

みんなあんたのせいだ


 そうだ。


みんな、あんたが悪いんだ。

あんたさえいなければ、

こんな事にはならなかった。

あいつは死ななかった。


 そうだ。


あんたさえ消えれば

あんたさえいなくなれば

あいつは

戻ってきてくれるかもしれない。


 そうだ。


あんたを殺そう。


腕を伸ばし、照準を合わせ、引き金を引く。


ひび割れる、音がした。

視界に円上に亀裂が入った。

錆臭い、錆色の線ができた。


目の前のあいつが、後ろ向きに倒れていく。

音がした。

後頭部に、背に、足に、腕に、衝撃が伝わった。

倒れたのだ。

あいつが──鏡の向こうの、あいつ(自分自身)が。


これで、あいつは、戻ってきて、くれるだろうか──……‥‥‥

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ