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最初から最強ぼっちの俺は英雄になります  作者: ヒューガ
機械工場
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九十六話 届かない攻撃

ローコ区


ミラエルside


クートがロン・ジルファンに攻撃はしている、だが全て受け流されてしまう。煽られているのか、攻撃が通用しないのか、相手強すぎるのか、いや全てだろう。今のミラエルとファルコ・クートじゃ、勝てないだろう。ロン・ジルファン、手下でこの実力だとしたら裏トップは相当強い。かなり磨かれた剣術


「受け流すだけの手下かよ、ちゃんと本気出してくれ」


「本気?出す訳ねぇじゃん、本気出す前提に弱いから相手にもならんぞ、てめぇら」


本気出さない理由はミラエルとクートが弱いからだとロン・ジルファンは言った。今の実力だと多分本気を出してくれず、ずっと攻撃を受け流される。この戦いでどう強くなるか、どう本気を出させるか、今もまだ答えを出せていない2人


「普通の攻撃が効かないんだったら、不意打ちです」


一瞬で後ろに周り


スキル リオート・ダイヤモンドクルーク


ロン・ジルファンの周りに氷で出来た銀色キラキラの円に囲まれる


「へぇ、俺を囲んで何する気だ?」


「貴方を囲んで、こうするんですよ」


スキル マルチプル・オルムストラール


複数の氷ビームを円内から放つ


「あの複数ビーム、当たったら死ぬだろ」


何発か当たって地面から煙が舞う


煙が晴れた、だがロン・ジルファンは円の外に居た。傷一つも付いていなかった、放った場所は地面がえぐれているだけ。ロン・ジルファンは円からどうやって出たのだろうか、この強力な魔法も効かないロン・ジルファンにどうやって勝てばいいのか。ミラエルとファルコ・クートは少し焦り出す


このまま全ての攻撃が当たらなかったら、ターンがロン・ジルファンに回り、ミラエルとクートはボコボコにされ、パーセンテージは0%のままだ。策を練っても練っても相手のロン・ジルファンは避けるか受け流すだけ、未だに本気は出さずにミラエルとファルコ・クートの攻撃を躱している


「完全に詰みですね、こんなに私達の攻撃を避けられたら」


「どうやったらアイツに攻撃が当たるんだ、どうやったら本気を出してもらえる………それを俺らは見つけないと一生攻撃が当てられないのかもしれないな」


「複数撃ちで当てられないのなら、無限撃ちで当ててみます」


「無限撃ち?どういう事だ?」


「こういう事です」


スキル 無限マルチプル・オルムストラール


氷ビームの無限撃ち


「なるほど、無限撃ち作戦か………甘ったるいな、こいつら」


避けながらそう言った


「おい、全部避けられてるぞ!」


「いえ、まだです」


無限マルチプル・オルムストラールを撃ちながら、左手で別の魔法の魔力を溜める。


「ん!?」


驚くと同時に油断が出来る


スキル グラースバル


氷の球


狙いを定めて放つ


「見事だ」


受けた、オーバーキル、更に無限マルチプル・オルムストラールをロン・ジルファンに撃ち込む


「多分生きてるだろうな、まだ本気を出してないから」


「これはまだ序盤みたいですね、本気を出したロン・ジルファンさんにどう対抗しますか」


攻撃は確かに受けていたはずのロン・ジルファンは無傷で立ち上がり、煙から出てくる。あれだけ撃ち込んだのに無傷で生きていることは相当強い、裏トップの手下でもこの強さ。攻撃は受けた、約束は約束。本気を出してもらうとしよう


「そうだな、まずは10%だ」


本気を出すと約束をしていたはずだが、10%だけ出してやるとロン・ジルファンは言い出す


「10%?100%で来いよ、何言ってんだ」


「あ?10%でも十分本気だ、ほら」


スキル ヴェンート・アクシデンタルエクリクシス


放つ


「なんだ?この小さな球は」


「避けてください、早く!」


「まさかの爆発物かよ!くっ!」


暴発する


「「うぁぁぁぁぁッ!!!!!」」


爆発に巻き込まれる


かなりの威力であるアクシデンタルエクスプロージョンに巻き込まれたミラエルとファルコ・クートは重症。攻撃は与えられたが、あれは与えた内に入らない攻撃。そしてロン・ジルファンの攻撃はがっつり当ててきた、これが差というやつだろう。格の差を見せつけられている、これがブラックナイト


微かに見えてはいたが、ロン・ジルファンを見ていると見下されている。俺には勝てねぇぞと言わんとばかりの顔である


ごめんなさい、レンさん。私、負けてしまいました。勝つ方法なんてある訳無いじゃないですか、こんなに強いなんて聞いてません、勝てないですよ、こんなの


「結局、英雄ギルドはこんなもんか。期待した俺が馬鹿だったみたいだな………はぁ………帰るか、楽しかったぜ、英雄ギルド第1王国のファルコ・クート」


そんな事を吐き捨てて帰ろうとした瞬間


足を誰かが掴む


「あ?んだ?騎士団のファルコ・クート、足掴むんじゃねぇよ」


足を掴んだ人の正体はファルコ・クート


重症であるのに、まだ立ち上がろうとするファルコ。戦いに諦めはない、騎士団には諦めは要らないと言ってるくらい、ロン・ジルファンを睨みつけている。騎士団は諦めるという恥を晒してはいけない、弱音を吐いてはいけない、強い敵だろうと立ち向かえ、これが騎士団である。ファルコ・クートは完全に立ち上がった


「おまっ、馬鹿なのか?そんな重症で一体何が出来る?」


「馬鹿………で………結構なこった……!そん……なっ………一撃で倒れる………と思うなよ………!」


ニヤッとしてそう言った


「へぇ、だったら散り散りになるまでボコボコにしてやるよ」


「やれる………もん………ならやってみろよ………!」


剣を構える


スキル プロルンガメント・ヴェンート


風を宿った剣は素早く伸びる


「くっ!」


少し脇腹を掠る


「少し………掠っ………たか………っ………かハッ………」


吐血して膝を着く


「お前、馬鹿だろ。何故重症になっても戦う?騎士団の名誉か?諦めない心は認めるが、それ以上戦うとお前死ぬぞ」


「はは………それ……は………無理な相談だな」


ミラエルが動けない分もクートが動いて立ち上がって戦わないといけない、それに諦めは騎士団に似合わない。ファルコ・クートはロン・ジルファンと戦う為、再び立ち上がる。剣を持ち、立ち向かわないといけない。ロン・ジルファンは強敵、強敵であっても隙は見せるはずだろう。


隙を突きたいのかミラエルも再び立ち上がる


「コイツらバケモンかよ、そっちがその気で来るなら………10%ギア上げようか」


20%に上がる


コマンドスキル パーセンテージ20%


目が緑に変わる


「目が変わり始めた?風使いだからか?」


「気をつけてください、明らかにさっきより別格です」


「ああ」


風使いの剣士は目が緑に変わり、さっきより明らかに別格である。10%であの実力だとしたら、20%は格上。この剣士には100%まであるみたいだ、100%はミラエルとファルコ・クートには勝てない、10%でなんとか攻撃は当てたが。20%はそうはいかないだろう


ロン・ジルファンは余裕の表情をしている


「ブラックナイトさんは強者の余裕の表情って訳か、さて最初はお手並み拝見だ!」


スキル グロームドラゴン


雷龍


剣に宿った雷龍で斬り掛かる


だが謎の壁によってガードされ、腹パン


「ッ!かハッ!」


膝を着く


「その程度か、ふっ!」


更に腹蹴りで吹き飛ばして


スキル ウィンドスラッシュ


風の横斬撃でオーバーキル


「ぐぁぁッ!!!」


吹き飛ばされた


これで分かった、これは今の私達では勝てないのだと、勝つにはあの壁を破壊するしかない。騎士団でも壊れなかった壁をどう壊せばいいのか、壊した後はどう攻撃を当てればいいのかを考えなくてはならない。


隙を作らないと攻撃は当てられない、無限攻撃も攻略されている、ミラエルはここで進化を遂げなければならない。完全詰みな状態をどう切り抜けるか


「さあ、俺を倒してみろ!ノア・ミラエル!!」


残されたミラエルはロン・ジルファンと戦うことに


どう勝つか、ミラエル

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