九十話 手下と裏トップ
スネッル区
エレナside
目の前にはブラックナイト、少しずつ近付いてくる
「覇気が違いますわね」
「そうなのか?」
「ええ、流石裏トップの手下って言った所ですわ」
立ち止まった
「お前が英雄ギルドか、良い獲物だな。しかも第3王国の騎士団No.4のユフィ・ルリシアが居るとは、楽しめそうだ、ククッ」
サングラスをかけて髪色は紺色でちょっと白色が入っている
「戦う前に君の名前を教えてくれ、死ぬ前に君の名前を言ってあげるさ」
「へぇ~、面白い奴らだな、良いだろう。俺はレイザ・シュヴァルト、以後………」
「ッ!」
斬りかかってきた
「よろしくなッ!」
キンッと鳴り響く
「いきなり何をするんですの!?」
「おいおい、戦闘なら油断禁物だぜ?そんくらいも知らないのか?お嬢ちゃん」
一歩下がる
なかなか手強い相手、常に警戒はしなければならない。
確かに卑怯な相手だけど、実力は格上、少々ムカつく
武器を取り出す
「さあ、殺り合おうぜ」
「行きますわよ、ルリシア」
「ああ」
2人で斬り掛かる
「お前達は俺達、ブラックナイトのモルモットだってまだ理解していないなんてな。大人しくやられていれば、俺達がこの工場を滅ぼさなかったのによ」
「貴方達のモルモットになったつもりはありませんわ!」
「お前達は私達がモルモットにならなくても工場を滅ぼすつもりだったろ」
「はは、分かってるな、でもモルモットになっていれば工場を滅ぼさないのは事実だ」
ブラックナイトのモルモットになるとお兄様やら工場の人やらは守れたのかしら。
脳内に流れてきた
モルモットになれ モルモットになれ モルモットになれと連続で言われ続けていますわ
「洗脳でもしてモルモットにするつもりですの?いくら言われてもなりませんわよ、貴方達のモルモットに」
「はぁ………大人しくなっていりゃ良かったのに、大人しくならないガキ共だな」
さっきより覇気が強まる
ブラックナイトって闇気が強いですわね、闇のオーラが区全体に漂っていますわ。ブラックナイトの本気のようね
サングラスを外す、目はオッドアイ
「こんな強い覇気なんかいくらでも味わってきましたわ。今更ビビっても仕方がありませんわね」
「ああ、私はまだビビっている、これ以上に強い相手なんか居なかったからな。でも騎士団の名において、ここは何としてでも貫くしかないな」
「さあ、来いよ、英雄ギルド、騎士団さんよッ!!」
一度離れて
スキル ザラーム
闇のオーラを纏った剣で斬り掛かってくる
横に振りかざすと同時に吹き飛ばされた
「やっぱり強いですわね、卑怯でも実力は私達より上」
「くっ………かすり傷を負った」
「貴方、かすり傷から闇炎が出ていますわよ」
「なんだ……?力が失われ………くっ………」
膝を着く
「くっははははっ!騎士団にここまで効くとはな、騎士団も大したことねぇな」
「私は弱すぎたようだな………」
「全く、それでも私の騎士ですの、貴方は」
言いすぎる程の喝を入れる
騎士団はこれくらい言わないと騎士団として恥ずかしい
「ほら、立ちなさい。それくらいでやられてちゃ、騎士団として恥ずかしいですわよ」
「おうおう、言うねぇ、お嬢ちゃん」
再び立ち上がる
「私がどれだけ強くなったか、見ててくれよ」
「ええ、必要になった時は呼びなさい」
「ああ」
最恐のブラックナイトにどう打ち勝つのか!
フォルス区
武翠side
ブラックナイトとのご対面のようだ
「どちらから行きますか?」
「援護は任せた、私は思いっきり奴を叩く」
「分かりました、ではそうしましょう」
少し遠い所で立ち止まる
やはりブラックナイトは覇気が凄い、卑怯ではあるが只者ではないはずだ。実力は私より上
「相手は女ね、私も女だから平等」
「ああ、女同士だと気軽に戦いやすいからな。お前で良かった」
「先にあんた達の名前教えてくれる?」
「私は武翠だ」
「僕はヴェーデル・クレイン、第3王国騎士団No.2です」
被っている帽子を取る
帽子のせいで顔は見えていなかった、でも帽子を外したお陰でようやく顔が見えた。しかもそれは予想外の人物だった
「何やってるんだ?こんな所で、おい破雷姉さん!」
破雷
年齢 32歳
髪色 オレンジ
「知り合いですか?」
「ああ、私の姉だ」
「私達の家庭環境分かるでしょ?あんなの飽き飽きするわよ」
私達の家庭環境は厳しいと言っていいのか分からない
虐待ばかりの家庭だった、母親は病気で亡くなり、父親は酒落ちで私達に虐待。そんな生活を我慢していた、確かに飽き飽きはする。武翠も飽き飽きして底戦国から出た
「確かに私も飽き飽きとしていた、でもブラックナイトに入る必要無いはずだろ?なんでブラックナイトなんかに入ったんだ?」
「私自ら入っただけでブラックナイトなんかに感謝の欠けらも無いわ、ただこの世界に居る人々を倒すだけ」
「そうか、なら私と目的は一緒だな。クレイン、準備はいいな」
「はい、問題ありません」
大鎌をを構える
「はァッ!」
「私の妹は相変わらず、戦闘狂ね」
スキル エクセレントブレイズ
焔に倍をした魔法、火焔。
「甘いわね、武翠」
たった一振で相手を吹き飛ばす
「なっ!たった一振で………」
「どうやら只者では無さそうですね」
「さて、拡大に進化した私に勝てる?今の私はあんたより強い、この戦いで勝ってみせなよ、武翠」
姉妹喧嘩であり姉妹対決でもある、この戦いに勝つのはどちらか!
サモフト区
莉乃香side
現れるブラックナイト、覇気は今まで戦ってきた中で段違い
帽子を被っていてよくわからない
「誰なのよ、あんた」
「誰か分からない?特に紫織」
帽子を取った
正体は
「お母さん………?なんで………」
紫織のお母さんこと、三島芽奈はブラックナイトに居た
「芽奈さん?何やってるのよ、こんな所で、しかもあのブラックナイトで!」
「何って、冒険が飽きたからブラックナイトに入っただけだよ」
「今からでもいいから抜けて、お母さん!ブラックナイトは犯罪ギルドなんだよ!?」
「犯罪ギルドだからって何?私の意思で入ったんだからいいでしょ、紫織には関係ない」
これが母親なの、母親ってなに、親ってこんなもの
おかしい、こんなの許せない
実の母がこんなこと言うなんておかしいに決まってる
矢を放つ
「ッ!いきなりなに?」
「あんたがブラックナイトに入ってどれだけクズになったか分かったわ、でもどれだけクズでも妹を傷付けるのだけは許さないわ」
「お姉ちゃん………」
「莉乃香は私に勝てる?笑っちゃうよ、弱いのに意地張るなんて」
何処までもムカつく
あの時の母親という存在はどうしたのと思う、旅は人を狂わすのね、きっと、ブラックナイトに入ったからもっと狂った
「強い弱いなんて関係無いわ、紫織の代わりに私がここで決着をつけてあげる、覚悟しなさい」
「遊んであげるから早く来て」
弓を構えて戦いの決着をつける
ローコ区
ミラエルside
ブラックナイトが姿を現す、覇気は段違い。ブラックナイトとなんて戦った事ないから少し怖い、手が少し震えている
「なんだ?怖がってんのか?」
「怖いですよ、戦った事があってもブラックナイトはやっぱり怖いと思います」
「俺も怖いな、でも2人なら大丈夫だろ」
「安心感はありますね」
少しずつ歩いてきたブラックナイトの人は立ち止まった
「名前名乗っとこうか、俺はロン・ジルファン」
ロン・ジルファン
年齢 35歳
髪色 黒色
2人も自己紹介をした
しかし、各区にこんな覇気があるトップクラスが居るのを考えるとまた怖くなってくるミラエル。
こんなの平然と戦ってきたレンさんはやっぱり化け物ですね、いつも冷静な私でも手が震えるくらいです
邪魔なのかサングラスを取る
「良いねぇ、叩き潰したくなる」
怖気付くミラエル
(いきなり………魔法に対して相手は剣………)
「さあ、始めようか」
マガル区
レンside
ブラックナイトが来たのはいいが、見覚えのある人物だった
こいつは裏トップじゃないはず
「随分と久しぶりだな、サカキ」
「あら、知り合い?」
「知ってはいるが、俺の知っている限りではこいつはブラックナイトの裏トップじゃない」
「裏トップが来るって言う情報なのだけれど、裏トップは何処の区に来たのかしら?」
こちらのマガル区ではないとすれば、他の4区
それかこいつが裏トップに成り上がったか、俺がこいつを倒した後に一体何があったんだ
サカキが喋り出した
「クックククク………クハハハハッ!」
完全におかしくなっている
「こんなおかしかったか?こいつ」
「よく分からないけれど、さっさと倒した方が良さそうね」
「ああ」
剣とレイピアを構える
完全に狂気化したこいつに寒気というか嫌な予感がするが、なるべく早めに倒した方が良さそうだな
狂気化したサカキvsレン&エリザベス・ルナの決闘が始まる




