九話 元騎士団の総攻撃
とりあえず時間を稼げれば、あの子は帰ってくるはずでしょう。瀕死までに戻ってきてください、リーダーさん
「とりあえず時間稼ぎしますよ、行けますね?」
「仕方ねぇ、アイツが帰ってくるまでだな」
「はい」
「しゃ、行くぜ」
炎を纏った棍棒で攻撃を仕掛けてくる
スキル ディセーブル
無効化する
「はぁっ!」
スキル クリムゾンフレイム
最上級の技を食らわす
「い、威力が凄いっ!」
「クレインさんとアレクさんこんなに強いんですか!」
「ええ、あの人達は元英雄騎士団なのだから当たり前よ」
「マジかよ!?」
だが回復される
「なるほど、連続で攻撃しないと一瞬で回復されるということ……これは手強い」
「クレイン、お前も攻撃に参加すれば行けるかもしれねぇな」
「我々が同時攻撃したら、死んでしまいますよ?あの赤いゴブリンは」
「ははは!そうだな!じゃあ、技をもう一段階上げるとするか!」
「はい、そうしてください、僕は無効にしますから」
「おう」
炎の棍棒で地面に叩きつける、噴火みたいに地面から炎が吹き出してくる
「なるほどな」
だがアレクは
「はぁっ!」
スキル ウォール
まさかの基礎技で噴火技を防いだ
「あの強力な技をたった一つの壁で防いだ……」
「凄いですわ……騎士団は格別……」
「一気に押すぞ、クレイン!」
「分かっていますよ、アレク」
次はこちらから攻撃を仕掛ける
棍棒で攻撃するが、簡単に避け、棍棒に乗って上へ飛ぶ
「もう分かりきってるぜ、お前の攻撃は!」
強化スキル クラブ
回復スキル パーフェクトヒール
「んなっ!」
「一瞬レッドゴブリンは回復と強化をしてきました!気をつけてください!」
叩き飛ばされる
「くっ……!」
「この一瞬で両方のスキルを使うとはこのゴブリン、ちょっとはやるようですね、アレク、少し本気出しますよ」
「ああ」
スキル フラッシュ
これに関してはちょっとした目眩しだ
「最初から瀕死にさせてやるよ!はぁっ!」
憑依スキル フレイムソード
「あ、あれは様々なボス戦に使われた……アレク様の最強スキル、フレイムソード……!」
「な、なんだよこの圧力は」
「凄まじいです……押し殺されそうですっ」
熱さは1000℃を余裕で超えている、触れるだけで火傷じゃ済まされない、取っておきの剣
スキル インフェルノ
「はぁっ!」
灼熱の炎でゴブリンを切り裂く
更にもう一振
そしてアレクとクレインが戦っている中、クレアは
クレアside
「んくっ………こん……な所でやられないわよ……騎士団に任せ……られない……!」
立てない、あのゴブリン強すぎる……なんなのよ、てか私は何やってるのよ……騎士団に任せて、私のせいでアーレンも死んで……何も出来てない……レンなら救えてた、私じゃ、やっぱり無理だよ……
レベルアップしました
レベルアップしました
レベルアップしました
「な、なに……なんでレベルアップ………?」
武器が支給されました、使いますか?
武器 紅蓮の槍
YES/NO
はは……こんなのに頼って私……ダサいよね……でも、仇を取るため、村を守る為、私は戦う!もちろんYESよ!
YESを押して武器を装備
「やってやる、この戦いを終わらせる!」
メイシアside
「何回耐えんだよ!コイツは!」
「どうやら誰かがこのモンスターに無限再生能力を入れ込んだみたいですね」
「馬鹿な、それじゃ、コイツは」
「はい、多分完全に倒しきらないとやられません」
「いや、いけるわ」
「え?」
「クレア!」
「クレアさん!」
「はっ、やっときたか」
そこに現れたのはクレアだった、さっきまで瀕死状態だったのに凄い耐久力
クレアside
「で、どうやって倒すんだ?」
「皆で一斉攻撃するの、ラストは私が決める」
「ははは!面白い発想だな!気に入った!」
「それで行きましょうか」
「まだ立ち向かえる力はあるぞ!」
「私もあります!」
「私もありますわ!」
皆やる気満々だ、これで決める、これであの赤いゴブリンを倒す!
「順番は槍→弓→剣→槍よ、この順番を素早く回復されないように」
「おう」
「分かりました」
「ええ!」
「よし、これで決めるよ!みんな!」
「「おう!」」「はい」「はい!」「ええ!」
まずは
スキル ライトニングスパーク
空と地面から電流を流す
「行くわよ、エミヤ」
「はい!」
スキル シャイニングバーチカル
スキル ドラゴンリリース
合体した技がゴブリンへ突き刺さる
「久しぶりのコンボ技行きますよ」
「ああ」
憑依スキル ウォーターソード
スキル ウォータープリズン
水の牢獄を作り出す
スキル インフェルノ・獄
インフェルノの更に強化版
灼熱の炎で切り裂く
「終わりよ!」
スキル スピリームクリムゾン
インフェルノ・獄より1000倍の熱さ
レッドゴブリンを切り裂いたと同時に下から炎が舞いあがる
レッドゴブリンを撃破しました
東の防衛クリア
「や、やりました、やりましたよ!私達!」
「ええ」
(やったぜ、アーレン、仇を取ったぞ)
「ごめん、私のせいで犠牲出した」
「気にするな、あれは予想外すぎる」
「別に貴方を恨んだりなんかしないわよ」
「そうですよ!」
「皆……」
「後は西側と北側だけになりました、後は彼らに任せましょう」
「お前らは村に帰って休憩だ!いいな?」
「分かった」「おう!」「はい!」「ええ」
(頑張って、リンジェ!レン!)
リンジェside
「う、動き出しました!」
「ビビるな、絶対に守らなきゃならいんだ!」
「はい!皆さん、勝ちますよ!絶対に!」
「うん!」
「ああ」
西側の防衛開始!果たして彼女達は守り抜くことが出来るのか!